心強いことだ。キミに選挙権があったら……選挙に行く?行かない?と尋ねたところ、10代の71%が行くと答えたのだ。TOKYO FMなどで放送中の10代向け人気番組『SCHOOL OF LOCK!』で、24日、社会学者・古市憲寿氏を迎え「18歳選挙権」について10代リスナーと話し合い、番組LINE@アカウント上でアンケートを実施。「選挙に行く」71%、「選挙に行かない」17%、「分からない」12%だった。 平成24年度の20代の投票率を見ると、20〜24歳=35.30%、25〜29歳=40.25%(※ 平成26年3月に総務省選挙部が発表している「目で見る投票率」)。これと比較すると、10代の“参政意欲”は圧倒的に高い。年齢別に集計したところ、18歳以上である、ないに関わらず「選挙に行く」と答えた10代リスナーの割合はどの年齢でも60%以上。 番組では10代リスナーたちに電話をつないだ。「今自分に選挙権があっても、選挙には行かないと思う。政治のことをよく知らないのに無責任に投票できない」という声もあったが、古市憲寿氏は、「たとえば選挙をライブだと思って。選挙権があるという時点で、ライブチケットをすでに買わされているようなもの。選挙に行かないのは、チケットがあるのにライブに行かないようなものなんです」と力説。さらに「昨年1回の選挙でおよそ600億使われたというデータがあります。選挙はいわば日本一大きなお祭りなんです」と話した。 “チケット”を放置して会場の外からぼんやり眺めている“現有権者”にも、ぜひ聞いてほしい話だ。
