牛肉の霜降り具合や色つや、肉質などでA5とかA4などという表示をよく見かける。日本には霜降り肉が好きな人が多いといわれるから、お店でもこの表示をメニューにのせているところが多い。「歩留等級」「肉質等級」と言われるこの格付けでお値段も異なるが、国立研究開発法人 産業技術総合研究所が、この肉の霜降り具合を、牛が生きたままの状態で計測できるスキャナーを開発した。従来技術では困難だった、肉用牛の霜降り状態を生きたまま計測できるので、牧場での肥育プログラムの改善や、競り市での正確な価格評価への応用が期待されているという。 今回開発した装置は、肉用牛の霜降り計測専用ではなく、同じように霜降りが重要視されているブランド豚やマグロ(トロ)などへの適用も可能だという。
