“下流老人”という言葉が浸透している、情けない社会。アベノミクスの恩恵は高齢者には届かないらしいから、自衛策を講じるしかない。定年の準備と手続きについて解説した『金持ち定年、貧乏定年』(長尾義弘・中島典子著)が、実務教育出版から発刊された。 定年の手続きは数も多く分かりにくいものが多いが、すべて自分で決断しなければならない。その結果、「こうしておけばよかった」「早く知っていれば…」と後悔する人が後を絶たないという。年金や雇用保険、健康保険、税金から、住宅ローン、生活費、相続、介護まで、定年後の生活についての必要なお金の知識が満載だ。 具体的に55歳からのタイムスケジュールを設定し、年齢ごとに必要な準備や手続きなどを通して、いつまでに何をすればいいのか、ひと目で分かる構成で解説されている。大事な老後資金を無駄に減らして、取り返しがつかなくならないように、老後が視野に入ったらさらなる“お勉強”が必要かも。価格は1,400円(税別)。
「老後」
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ニュース
将来の経済状況は大丈夫? 大学生・専門学校生の○人に1人が“老後”を心配
イマドキの学生の約8割が、将来的な自分の経済状況について不安を抱いていることが、SMBCコンシューマーファイナンス(東京)が実施した調査でわかった。
暮らしのコト
老後破産と住宅ローンの関連を考える
アットホームの「専門家(FP)によるローンコラム」では、老後破産について、高齢者の家計や備えのポイントをご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
家のコト
2世帯住宅のメリットは? 水回りは別々を希望
親との同居というと、嫁・姑問題や世代によるライフスタイルの違いなどでためらう人も多いかもしれないが、築30年前後の2世帯住宅に住む人の91%は親との同居に満足していることが、旭化成ホームズの調査で分かった。そのうち、21%は「大変満足」していて、2世帯住宅には一般的なイメージ以上に利点が多いのかもしれない。 2世帯同居でよかったことを聞いたところ、70%が「親の老後の世話」を挙げた。「安心して旅行や外出」と「急病の時、心強い」はともに55%。「家事の協力」「子の世話」「経済的メリット」と回答した人もそれぞれ35%いた。一方、同居で配慮が必要なこととしては、85%が「ライフスタイルやプライバシーの配慮」と答え、「生活空間の分離」は82%、「経費の分担明確に」は52%だった。2世帯住宅では、孫が家を引き継ぐケースも多いという。 近々家を建てようと考え中の人、2世帯住宅にするのもありかも?