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海の幸「ホヤ」のビールってどんな味? 昨年は3000本を15日で完売の大反響

海の幸「ホヤ」のビールってどんな味? 昨年は3000本を15日で完売の大反響

 海の幸「ホヤ」を使ったビールなんて、何とも意表を突く存在。「ゲテモノ」のイメージを持つ人もいるかもしれないが、実は麦だけでは出せない「ホヤの出汁の旨み」と「ビール」が出合ったイングリッシュスモークエールのおいしいビールなのだ。山内鮮魚店(宮城県本吉郡)は、いわて蔵ビール(岩手県一関市)とコラボし、宮城県北部の名産「海蛸(ホヤ)」を使用した「三陸の海蛸(ホヤ)エール」(330ml詰、税込み597円)を開発し、山内鮮魚店の実店舗とインターネット通販で、3000本限定で販売中。 昨年は、3000本が15日間で完売したというビール。実は2010年に販売を始めたが、翌年の東日本大震災でプロジェクトは中断。2014年にようやく南三陸町のホヤの生産者が復活し、2015年に販売が再開されたという経緯がある。 醸造段階でホヤの煮汁を麦芽・ホップと一緒に煮込み、ホヤ殻を沈めホヤエキスを抽出。前回の醸造よりもさらに多くの煮汁を使用することで、うまみや香りがアップし、ホヤらしい琥珀色のレッドエールに仕上がった。無濾過、無殺菌で酵母を生かしており、後味もスッキリ。今が旬のホヤの刺身やスモークしたホヤとの相性も抜群。ホヤをつまみに「海鞘エール」を飲むなんて、オツなものだ。3〜4年かけてホヤを育てる生産者の思いも感じたい。

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