「感染症」

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園のウィルス対策に不安がある保育士は約9割! インフルエンザがはやるこの季節・・・

園のウィルス対策に不安がある保育士は約9割! インフルエンザがはやるこの季節・・・

 あなたの周囲ではすでにインフルエンザにかかってしまった人はいない? インフルエンザにかからないよう注意しているとは思うが、子どもの病気は学校や幼稚園・保育園でもらってくることも多い。エーザイが現役の保育士100人に「ウイルス・菌対策」についてアンケート調査を行ったところ、「冬場の園児のウィルス・菌対策が完璧には実行できていない」と感じたことがある保育士は88%にも及ぶことが分かった。具体的には、「園児のマスクのサイズが合ってないので、咳をすると拡散されているような気がする」「鼻水がひどい子が手で拭って、ほかの子に触れてしまう」などのエピソードが挙がった。 園でウイルス・菌対策を行っているところは95%。対策としては、「外出後、手洗いを徹底させる」(81%)が一番多く、2位「室内に加湿器を設置する」(60%)、3位「外出後、うがいを徹底させる」(49%)と続く。ただ、対策を徹底させることは簡単ではなく、手洗いやうがいをせずに室内に戻る子どももいる模様で、そうするとウィルスや菌を持った子からほかの子へと感染する可能性も高まる。そこで、子どもたちが触れる回数が多い場所を聞いてみると、「共用の遊具」を1人の園児が5回以上触ることがあると回答した人は86%。「教室の壁や扉・ドアノブ」を1人の園児が5回以上触るとした人は79%、「トイレの便器」は66%だった。 多くの人が使う遊具やドアに触れるたびに手を洗うのは現実的ではないだろう。そこでエーザイがおすすめするのは、吹きかけると抗菌作用が1週間持続する「イータック抗菌化スプレーα」(250ml、税別1,280円)。自宅にも置いておくと便利かもしれない。

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ビタミンCはレモンでは効率的に取れない? じゃあ、どんな食べ物がいいのだろう

ビタミンCはレモンでは効率的に取れない? じゃあ、どんな食べ物がいいのだろう

 健康のためにタップリと摂取したいビタミンC。手軽に取れるものとして“レモン”をすぐに思い浮かべがちだが、実のところレモンは・・・? 効率的なビタミンCの摂取には、どんな食べ物が良いのか知りたい人は、サニーヘルス(東京)がダイエット情報発信サイト「microdiet.net」で公開した調査レポート「ビタミンCを摂るならレモンは非効率!1食で効率摂取できる食品とは?」には、さまざまなお薦め食品が紹介されている。 風邪・インフルエンザといった感染症やあらゆる肌トラブルに効果を発揮するのが、ビタミンC。特に、気温が下がり空気が乾燥してくる冬場は意識して摂取したい栄養素だ。 ビタミンCは人の体内では生成できず、ストックしておくこともできない。そのため、食品から毎日コンスタントに補給しなければならないが、強いストレスや喫煙によって大きく減少してしまうので、これらに該当する人は積極的に取る必要があるのだ。 厚労省による「日本人の食事摂取基準(2015年)」によると、ビタミンCの推奨量は成人男女どちらも1日あたり100mg。摂取過多になると体外に排出されるため、食事による取り過ぎの心配はしなくてもよい。ただし、多量にビタミンCを含むサプリメントなどにより1日1000mg以上のビタミンCを摂取し続けると、下痢や吐き気をもよおしたり、腎臓に負担がかかることが報告されており、サプリメントに頼りすぎず、食事で適度な量を摂取するのが理想的だろう。 さて、ビタミンCというと、その量については「レモン◯個分」という表現をよく見かける。実際、レモン1個あたりの果汁(30g)には15mgのビタミンCが含まれているが、これでは成人男女は1日7個消費しなければ推奨量に届かない。レポートでは、レモンよりも効率よく摂取できる食品を挙げている。それらを紹介してみよう。■ブロッコリー100gあたり120mgものビタミンCを含有。加熱調理(ゆで)後でも54mgが残る。一口サイズに切ったブロッコリー1個当たりの重量は10g程度となり、1個あたり5.4mgのビタミンCが含まれる計算になる。■キャベツキャベツにはビタミンCが100g当たり41mg含まれており、葉を2〜3枚食べるだけで、1日に必要な所要量を満たすことができる。ただ、スープにするとビタミンCが減ってしまうので、生食がおすすめ!■赤ピーマンピーマンは緑色のものよりも赤ピーマンの方がビタミンCを多く含み、その差はなんと2倍以上! 赤ピーマン1個(可食部58g)には98.6mgのビタミンCが含まれている。■ゴーヤー(にがうり)沖縄料理のゴーヤーチャンプルーで知られる夏野菜のゴーヤーは、ビタミンCが豊富。ゴーヤー1/4本分(可食部100g)で76mgのビタミンCを含むほか、加熱調理(油炒め)をしてもビタミンC量がほとんど変わらないという特徴も。■キウイフルーツ種類により多少の誤差はありながら、1個(可食部85g)あたり59mgほどのビタミンCが含まれている。■いちごいちご100g(中サイズ7粒)で62mgと、レモンを上回るビタミンCが含まれている。■柿柿は100g(1/2個)でビタミンCを70mg含有。ただし、干し柿になるとビタミンCの含有量が100gあたり2mgにまで落ちてしまうので、ビタミンCを取ることを目的とするのであれば、生で食べたい。なるほど、酸っぱいのを我慢してレモンをかじらなくても、ビタミンCは摂取できるものなんだね。

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やっぱり母乳の力は偉大! 母乳で育った子どもは小児白血病のリスクが大幅低下

やっぱり母乳の力は偉大! 母乳で育った子どもは小児白血病のリスクが大幅低下

 赤ちゃんにとって母乳がなによりの栄養であることは周知の事実であるが、最近では仕事の関係や母乳が出ない体質のママが増加したこともあり、現実問題として母乳を飲ませることが困難な人もいる。しかしこのほど、改めて母乳の偉大さを感じる研究結果が報告された。幼児期に母乳で育った子どもは小児白血病になるリスクが大幅に下がることがわかったのだ。小児白血病とは“血液のがん”と言われ、血液細胞がつくられる過程でがん化して無秩序に増殖する病気である。幼い子どもや思春期の10代における主要な死亡原因の1つだ。  医学誌「JAMA Pediatrics」に掲載された研究報告によると、6か月以上を母乳で育った子どもは、全く、もしくは6か月未満しか母乳を飲んでいない子どもに比べて19%も小児白血病にかかるリスクが低いことを発見した。研究は、小児白血病を患っている1万人を含めた、28,000人の子どもを対象にした18の研究データに基づいている。しかしこの報告は、小児白血病に関する直接的な原因や影響ではなく、関連性についてのみわかっただけであり、生物学的なメカニズムを説明できるためにはさらなる研究が必要とされている。 米国小児科学会は、感染症やアレルギー、乳幼児突然死症候群などその他の病気のリスクを下げるとして、母親に対して幼児には少なくとも6か月は母乳を与えるように推奨している。この新しい研究のリーダーである、イスラエルのハイファ公共衛生大学のエフラット・L・アミテイ氏は「母乳の健康上のメリットを主張する研究は数多く存在している。母乳は研究所では作り出せない、抗体やナチュラルキラー細胞といった生きた物質を含んでいるのだ」と、改めて母乳栄養のメリットについて言及している。 実は母乳を与えることは母親にとってもメリットが多くある。授乳中に分泌されるホルモンには気分を落ち着かせる効果があったり、母乳を生成するために脂肪が燃焼されるのでダイエットになったりするのだ。こうした研究結果を耳にするたび、改めて人間の体の神秘性や母の偉大さを感じてしまう。