家に薬箱、救急箱がある人は、ちょっとのぞいてみてほしい。“使える”“飲める”薬がちゃんとそろっているだろうか? 食品の消費期限や賞味期限はすごく気にしているけれど、薬の使用期限となると…? という人が多いらしい。 20〜50代の男女500人に大鵬薬品工業(東京)が調査したところ、薬の使用期限について、半数が「気にしていない」と回答。「食品の賞味期限を気にする」と答えた397人でも、そのうち41%が「薬の使用期限を気にしていない」と答えた。 また、塗り薬と飲み薬では、どちらのほうがより使用期限の確認がおろそかになりがちかを聞いたところ、68%が「塗り薬」と回答。 理由は、「口から体に取り込むわけではないので、期限が過ぎてもそんなに害はないだろうと勝手に判断してしまうから」、「塗り薬はなんとなく期限が過ぎても大丈夫なイメージがあるため」など。実際に使用期限の切れた塗り薬を使ったことがある人はなんと7割にのぼる。使用期限からどの程度経過した塗り薬まで使えると思うか聞いてみると、平均で約1年10カ月という結果に。中には20年以上と答えた人もいた。 調査した大鵬薬品は、「使用期限を過ぎた塗り薬は、効果がなくなってしまったり、変質してしまったりする可能性がある。開封から時間の経ったものや、使用期限の切れているものを使用することはおすすめできない」としている。

薬の使用期限は? 半数がノーマーク
ニュース