「不惑」のはずの40代だが、悩みは尽きないようだ。日本産業カウンセラー協会が、全国の相談室や無料電話相談「働く人の悩みホットライン」の相談件数や内容をまとめたところ、昨年の相談はその前年より24%増加、相談室もホットラインも双方、40代が最も多く利用していたことが分かった。 30代を含めると、ちょうど企業中間管理職層にあたる年代の相談が、全体の約6割を占める。相談内容は「職場の問題」が最も多く、相談室32.6%、無料電話相談50.1%。仕事そのものや人間関係、職場環境、労働条件、セクハラ・パワハラなどがその中身だ。 ホットラインの利用は、男性からのものが前年度比で33.0%増とかなり増えている。女性からの相談も40代が最も多く、その半数はやはり「職場の問題」だ。だが、詳細を見ると、「人間関係」が48.0%。職場の問題で同じように悩んでいる男性と比べても、件数、割合ともに「人間関係」について悩んでいる人が多いようだ。
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