夜勤や泊り勤務、海外出張などの時差ボケで、何だか身体が重い、頭が働かない、という経験は誰にでもあるだろう。私たちの体内時計は、さまざまな生理的機能に昼、夜の情報を与えることで、生体の恒常性維持に役立っていて、これが乱れると、肥満・糖尿病やがんなどの発症リスクを高めるといわれている。この体内時計とストレスの関係というのは、今まであまり明らかにはなっていなかったが、今回、早大の研究チームが、夕方から夜にかけてのストレスが、この体内時計の乱れに大きく影響していることを発見した。 マウスの起き始めや、寝始めの時間にストレスをかけるという実験をしたところ、朝ではまったく影響がなかったのに、夕方のストレスでは体内時計が大きく遅れ、夜では組織間で時刻がバラバラになってしまうことが分かったのだ。つまり、朝より、夕方から夜のストレスが、体内時計に悪影響を与えるということだ。具体的には、たとえば肝臓と唾液腺で体内時計の時刻が真逆になるなど、身体の中が時差ボケ状態になったのだという。さらに、体の?きな攻撃的なマウスと、仕切りを挟んで対?するなどの「社会的恐怖ストレス」や、?さ 30cm 以上の小さいステージに乗せられる「高所不安ストレス」でも、体内時計が大きく乱れたという。 もっとも、ストレスに慣れる「ストレス耐性」が体内時計にも存在し、週3日間のストレス負荷を 5 週間続けた結果、ストレスによる体内時計の乱れは?られなかったという。よかった、というか、哀しいというか…。
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「体内時計」
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