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【イベント】「アナログオーディオフェア2015」6月13日・14日に開催

【イベント】「アナログオーディオフェア2015」6月13日・14日に開催

 レコードに興味ありませんか? 最近、ファンの間でまた注目を浴びているアナログレコード再生にフォーカスしたイベント「アナログオーディオフェア2015」が、6月13日(土)、14日(日)の2日間、東京・秋葉原の損保会館で行われる。 アナログ関連製品を取り扱うオーディオ機器メーカーや輸入オーディオ商社、オーディオ出版社など約30社が出展。さまざまなブランドのレコードプレーヤーやカートリッジ、フォノアンプ、またアナログ関連アクセサリーなどを一望することができるだけでなく、アナログ再生をより深めるための試聴イベント、人気の女性ヴォーカリスト井筒香奈江のライブ&トークショウなども企画されている。 アナログファンにとってはさまざまな情報が得られ、興味ある方には実際に体験できる絶好の機会。ぜひお出かけになられてはいかがだろう。「アナログオーディオフェア2015」概要●日時:6月13日(土)・12:00〜19:00 14日(日)10:00〜18:00●会場:秋葉原・損保会館(千代田区神田淡路町2-9)●入場無料●主催:アナログオーディオフェア実行委員会●後援:日本オーディオ協会■リンクイベント特設サイト http://www.アナログオーディオフェア.jp/#top.html-

英国ミルティー社製の定番レコードアクセサリー発売

英国ミルティー社製の定番レコードアクセサリー発売

 輸入オーディオ機器のナスペックは、英国ミルティ(MILTY)社のレコードアクセサリー各種を、5月15日(金)に発売する。同社製品はアナログレコード全盛期より、レコードファンの高い支持を得てきたもの。レコード熱の再燃とともに、そのメンテナンスについても注目されており、アナログレコードユーザーにはうれしいニュースとなる。発売されるのは以下の各機種で、昔からおなじみだった洗浄スプレーのPermacleanのみ今夏の発売予定。Zerostat 3(18,000円・税抜) ユニークなピストル形の静電除去器。引き金を引いて戻すと、(+)(−)イオンを発生しレコード表面の静電気を中和し、ホコリを取れやすくする。またクリーニング後に使うとホコリの再付着を抑えることができる。電源は不要で約50,000回使える。CDやDVDなど光ディスクにも使用可能。 Duopad(3,500円・税抜) 片面が乾式ブラシ、片面がクリーニング液を使う湿式クリーナー・塗布用となった両面クリーニングパッド。目的に応じた使い分けできる。Record Brush(3,500円・税抜) カーボンファイバーのブラシは帯電防止効果があり、レコード表面を拭うと静電気を除去し、細かいホコリも除去できる。Super Exstatic Disc Cleaner(7,500円・税抜) ベルベットのパッドの両側にカーボンファイバーブラシを配したクリーニングパッド+ブラシ。レコードの汚れ、ホコリ、静電気を効果的に除去できる。Permaclean(2015年夏発売。5,500円・税抜 Duopadとのセット8,000円・税抜) 定番のクリーナー。本体はスプレーボトルになっていて、表面に軽く吹きつけて指紋などの汚れやホコリを除去できる。CDなどに使うことも可能。■リンクナスペックwebサイト・トップページ  http://naspecaudio.com/-

パイオニアが高級モデルのヘッドフォン「SE-MASTER1」 想定価格が250,000円前後

パイオニアが高級モデルのヘッドフォン「SE-MASTER1」 想定価格が250,000円前後

 オンキヨー&パイオニアイノベーションズは、パイオニア(Pioneer)ブランドにてヘッドフォンSE-MASTER1を、5月15日(金)に発売する。同社のヘッドフォン、スピーカー作りの技術とノウハウをフルに注ぎ込んだ最上位モデルとなり、一台ごとにシリアルナンバーが入る。市場想定価格は250,000円前後(税別)。 オーバーバンド/オーバーイヤーのオープンバック(背面開放)型ダイナミックヘッドフォンで、新開発の表面にセラミック処理をした50mm口径、25μm厚のアルミ振動板を搭載。高分子素材PEEK複合フィルムのタンジェリン形状エッジとともにコンピューター解析で不要共振や分割振動を抑え、85kHzというへッドフォンとして図抜けた高域特性を確保。それでいてインピーダンス45Ω、感度94dBと、格別に鳴らすのがむずかしくはなさそうだ。  アルミ合金のハウジングに加えてドライバーユニットを金属部に強固に固定するマウント方法と各連結部にゴムブッシュを使ったフローティング構造により、ドライバーの振動がハウジングにつたわりにくくして、ステレオ再現性を高めている。 イヤーパッドは低反発ウレタンフォームを使い、またフィット性を高めるために3次元形状も採用。クッションはスエード調の人工皮革を使い、ヘッドバンドとハンガー部は航空機レベルの超ジュラルミンで、高級モデルにふさわしく、安定した快適な装着を維持する。    ケーブルにも手抜きはなく、ノイズ対策として布巻きと無鉛PCVによる被覆とアルミ削り出しプラグケースを採用。本体はMMCXコネクターで着脱式としてさまざまな交換ケーブルが使える。オプションとしてOFCリッツ線を導体としたXLRバランスケーブル(30,000前後・税別)も用意。主な仕様●型式:オープンエアー型ダイナミック (前面密閉/背開放型ダイナミック)●使用ユニット:φ50 mm (ネオジウムマグネット)●出力音圧レベル:94dB●再生周波数帯域:5 Hz 〜 85,000 Hz●最大入力:1,500 mW (JEITA)●インピーダンス:45 Ω●接続コード:3.0m(OFCリッツ線)●プラグ:φ6.3 mm ステレオ標準プラグ(金メッキ)●質量:460 g (コード、テンションロッド含まず)■リンクパイオニア・ヘッドフォンwebサイト・製品ページ  http://pioneer-headphones.com/japanese/se-master1/-

個性溢れるNonesuch Records〜そのサウンドの魅力 ◎文・和田博巳

個性溢れるNonesuch Records〜そのサウンドの魅力 ◎文・和田博巳

個性溢れるNonesuch Records〜そのサウンドの魅力◎文・和田博巳 Nonesuch Records(以下ノンサッチ)はエレクトラ・レコードを起こしたジャック・ホルツマンによって、1964年にエレクトラの子会社として設立された。現在ノンサッチが紹介する音楽ジャンルはポピュラーミュージックを中心としているが、そのポピュラーミュージックも、ロックやカントリー、ジャズやワールドミュージックに加えて、ひと言でこうとはカテゴライズし難いアーティストも多く、かつたいそう趣味性が高い音楽や趣味の良いミュージシャン、グループを揃えるところがこのレーベルの大きな魅力だ。 ノンサッチのサウンドの特徴は、ポップス系の作品が多いレーベルにはめずらしく、コンプ・リミッターを多用しないナチュラルな録音が多いことである。したがっていずれのアルバムもハイレゾで聴くにふさわしい、ニュアンス豊かなハイファイサウンドになっている。ダイナミックスや音場感といった要素と共に、ヴォーカルや楽器の質感にもこだわって聴けば、さまざまなオーディオ的、音楽的魅力が横溢していることが分かると思う。 現時点でe-onkyo musicを通して我が国でリリースされるのは、別掲リストにある13タイトルだが、この中から代表的な、あるいはぜひ注目して欲しい作品を紹介しよう。(次ページへ続く)-超絶技巧のフラット・マンドリン、クリス・シーリー 最初は今が旬な超絶技巧のフラット・マンドリン奏者、クリス・シーリーの関連アルバムを3タイトル。マンドリン奏者と言うと、皆さん一気に引いてしまうだろうか。でもそれはあまりにもったいない。クリス・シーリーの音楽は掛け値無しに素晴らしく、聴いて絶対にソンはありません、いやぜひ聴いていただきたい。『The Phosphorescent Blues』  まずはクリスを中心に結成されたアメリカーナ/ブルーグラス・バンド、パンチ・ブラザーズの『The Phosphorescent Blues』から。パンチ・ブラザーズの最高傑作と言える本作は、プログレッシヴでオルタナなブルーグラス・バンドがTボーン・バーネットのプロデュースを得て、完熟のバンドサウンドへと成長を遂げた記念碑的アルバム。これならバンジョーとマンドリンとフィドルが入ったご機嫌なロックバンドと紹介しても大丈夫だし、録音もこれ以上ないハイファイサウンド。『Bass & Mandolin』 そのクリス・シーリーが若き天才コントラバス奏者のエドガー・メイヤーと作ったデュオ・アルバムが『Bass & Mandolin』。二人ともヨーヨー・マとコラボレートした『ゴート・ロデオ・セッション』他数度の共演経験があり、その見事に息の合ったデュオは、繊細にして伸びやか、アコースティック楽器のソノリティを最大限に生かしきった見事な演奏となっている。さらにもう一枚、クリスのソロでヴァイオリニストにとっては難曲とされるバッハの楽曲をマンドリンでプレイした、『Bach: Sonatas and Partitas, Vol.1』。これほど躍動的で美しく、楽しいバッハもそうは無いと思う。ぜひ一聴されたい。『Bach: Sonatas and Partitas, Vol.1』(次ページへ続く)-熱いジャズ・サックスを濃密なハイレゾサウンドで堪能 続いてはジャズのアルバムで、サックス奏者ジョシュア・レッドマン関連の3タイトルを紹介する。『Walking Shadows』 『Walking Shadows』はプロデュースとピアノにブラッド・メルドーを迎え、ストリングス・オーケストラをバックにジャズのスタンダードのみならず、ロックのカバーも含めたバラード演奏をじっくりと聴かせる。妖艶と言いたくなるほど滑らかで艶やかなテナーサックスの音色にうっとりさせられるが、おなじみビートルズの『レット・イット・ビー』では、途中からだんだんテンションが上がっていって、熱いジョシュア・レッドマンに変貌してゆくさまが聴きどころだ。バックのリズム隊も負けず劣らずいいプレイを展開。『Trios Live』 もう1作『Trios Live』は、ピアノレス・トリオ編成にて、ニューヨーク「ジャズ・スタンダード」とワシントンDC「ブルース・アレイ」の2カ所のジャズクラブで行われたライヴを収録、ジョシュアのテナーとソプラノ・サックスを心ゆくまで堪能できるアルバムとなっている。収録は2009年と2013年で、ドラムスのグレゴリー・ハッチンソンは両ステージ共通だが、ベースはマット・ベンソンとルーベン・ロジャースの2人に分かれる。聴きどころはトリオの緊密で躍動感溢れる演奏だが、もうひとつハイレゾならではと感心するのが、ジャズクラブ特有の濃密な空気感と観客の発する熱気だ。ビル・エヴァンス『ワルツ・フォー・デビー』のように終始客がざわついているということはないが、それでも質の良いジャズファンは、絶妙のタイミングで歓声を発し手拍子をする。まさに自分がジャズクラブに居ると言う気分が味わえる最高のライヴアルバムだ。『City Folk』 もう1枚はジョシュアがアーロン・パークス(ピアノ)、マット・ペンマン(ベース)、エリック・ハーランド(ドラムス)と組むスーパーユニット、ジェイムス・ファームの『City Folk』。眼の前にジョシュアがガッと仁王立ちでテーサックスを大ブロウ。こちらはもう狂喜乱舞だ。ベースもブルブルと空気を震わせて、震えた空気がこちらの足裏を震わせるのが分かるほど録音はリアルだ。(次ページへ続く)-まだまだ聴き逃したくない個性的な作品が目白押し『Kin (<―>)』 パット・メセニー・ユニティー・グループ『Kin (← →)』は、鉄壁の従来メンバーに加えて、新たにジュリオ・カルマッシが参加。彼はピアノ、キーボード、木管&金管楽器、チェロ、ヴァイブ、ヴォーカルと、およそ何でもこなす驚異のマルチ・インストルメントゥル奏者。と言うわけでサウンドはグッと厚みを増し、ダイナミックな演奏を千変万化の色彩感で彩る。これこそハイレゾで聴かなくてはと、本気でそう思わせるとてつもなく緻密で濃密なサウンドだ。 他にもロックファンにはおなじみのウィルコのアルバムが4タイトル。さらにNYのフォークシーンの誕生を活写した映画『Inside Llewyn Davis』のオリジナルサウンドトラック。さらにはレディオヘッドのギタリスト、ジョニー・グリーンウッドの参加にビックリの、ミニマル・ミュージックの先駆者、スティーヴ・ライヒの最新作『Radio Rewrite』など、ぜひ聴いていただきたい。 演奏内容もサウンドクォリティも極上のノンサッチ、ぜひとも聴き逃すこと無きよう。『Radio Rewrite』●配信中のNonesuch Records作品一覧『The Phosphorescent Blues』 Punch Brothershttp://www.e-onkyo.com/music/album/wnr075597952674/『Bass & Mandolin』Edger Meyer、Chris Thile /http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr075597953800/『Bach: Sonatas and Partitas, Vol.1』Chris Thile http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58607/『Radio Rewrite』Steve Reich http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr075597953336/『Trios Live』Joshua Redman http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr956153/『Walking Shadows』Joshua Redman http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58508/『City Folk』James Farm / http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr075597953534/『Inside Llewyn Davis: Original Soundtrack Recording』http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr075597957518/『Kin (← →)』Pat Metheny Unity Group http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58072/『Being There』Wilco http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58331/『Wilco [the album]』Wilcohttp://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58300/『Sky Blue Sky』Wilco http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58317/『A.M.』Wilco http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58348/-

コードがDAC「Hugo TT」発表 バッテリー駆動でプリアンプ機能も装備

コードがDAC「Hugo TT」発表 バッテリー駆動でプリアンプ機能も装備

 輸入オーディオ機器のタイムロードは、英国コード(CHORD)のDAC、Hugo TTを、5月下旬に発売する。先に発売のポータブルDAC/ヘッドフォンアンプHugoで得た技術、独自の高度なデジタル技術を継承、発展させた据え置き型でTTはテーブルトップを意味している。リモコンが付属、フィニッシュはシルバーとブラックを用意する。オープン価格で店頭などでは520,000円(税抜)前後の見込み。 Hugo TTは、据え置き型ながらオリジナルHugoのように8800mAhの大容量バッテリーを内蔵。充電で蓄えた電力で駆動する仕組みで、ACラインと電気的な結合を遮断し電源まわりからのノイズの流入を抑える。また、電源部は10Fというちょっとしたパワーアンプ並みのキャパシターで、ハイスピードな応答性が要求されるデジタル回路にも余裕をもって応えるように図っているようだ。 48kHz/16bit対応のSD、PCM・384kHz/32bitとDSD5.6MHzに対応するHDの2系統のUSB入力を備えるのは同様。資料ではコメントはないが、汎用のDACデバイスなどを使わず、オリジナルのオアーバーサンプリング、デジタルフィルター、DA変換などの各回路をFPGAに構築するが基板は、HUGO開発の経験で新たに設計している模様。アルミの素材感を生かした同社ならではのボディーは、HUGOよりやや大型化したためか上下2分割構造となっているが、みるからに精度は高そうだ。仕上げはシルバーとブラックの2種を用意。 選択した入力系統を示すデジタルインジケーターを装備。デジタル入力は前記USB2系統のほかにTOS光とBNC同軸、またBluetoothにも対応しており、計5つのソースが楽しめる。出力はヘッドフォンが3系統(標準×2、ミニ)、ラインがRCAとXLRの2系統で、もちろん出力はボリューム連動のプリアンプモードとレベル固定のDACモードに切り替えられるようになっている。サイズは235W×46H×225Dmm、重量は3.2kg。■リンクタイムロードwebサイト http://www.timelord.co.jp/※本製品の情報は未掲載です。(2015.04.14現在)-