「オーディオ」

記事一覧

ヤマハが中核クラスAVアンプ2機種 Wi-FiやBluetoothなど機能が充実

ヤマハが中核クラスAVアンプ2機種 Wi-FiやBluetoothなど機能が充実

 ヤマハは、AVサラウンドアンプ「RX-V479」(61,000円・税抜)と「RX-V579」(72,000円・税抜)を7月中旬に発売する。先のベーシックモデルRX-V379(関連記事:http://www.pc-audio-fan.com/news/pc/20150520_73977/)に続く、新しいクラス分けの上位モデルとなり、4K/60pとHDCP2.2対応、Wi-Fi、Bluetoothなど、最新トレンドにしたがって機能を充実させている。 RX-V479が5.1ch、RX-V579が7.1chサラウンド対応アンプ。このクラスでは話題のDolby Atmosには対応していないが、新世代映像として注目を集める4K映像は4K60p 4:2:0のフルスペック、その著作権保護伝送のためのHDCP2.2に対応したHDMI入出力を装備。これからのAVソースも心おきなく楽しめる。 広帯域、高速伝送が行える規格のWi-Fiを内蔵。Wi-Fiルーターを通してワイヤレスで家庭内のネットワークにつながるので、ネットワークオーディオを楽しむのも簡単、アプリによる本体の操作をしたり、Wireless directによるAirPlayなどのストリーミング再生が直接楽しめる。 ネットワークオーディオでは、新たにAIFF192kHz/24bitとDSD2.8MHz/5.6MHzの音源ファイルの再生に対応(DSDはNASに依存)、またUSBメモリーでも再生できるようになった。回路では、低ノイズ化した新しいネットワークモジュールを採用。ネットワーク、Bluetooth、USB経由での再生を高品位化している。  Bluetoothは、標準コーデックのSBCのほか、より高速、高品位の伝送を行うAACもサポートして音質面に配慮。なお、圧縮音声で不足してしまう高音域、低音域を補うためのミュージックエンハンサーも新開発。同じBluetoothもより良い音で楽しめるようになっている。 このほかリモコンもデザインを一新して、ボタン類を大きくシンプルにして操作性を向上。スマートフォンやタブレットから快適に操作できるAV CONTROLLERと、設置や配線、動作設定などを画面でサポートするAV SET UP GUIDEの専用アプリを用意している。 RX-V479とV579の違いは前出のパワーアンプch数のほか、V579では一部パーツ類により高品位なものを使い、5.1chスピーカー構成で9.1chの仮想的な再生が可能なバーチャル処理機能を備えているところ。■リンクヤマハwebサイト・ニュースリリース  http://jp.yamaha.com/news_release/2015/15060901.html-

ワディアがクラスDパワーアンプ2機種 独自のバランス回路と変調技術を投入

ワディアがクラスDパワーアンプ2機種 独自のバランス回路と変調技術を投入

 輸入オーディオ機器のノアは、ワディア(Wadia アメリカ)のステレオパワーアンプ「a315」(700,000円・税抜)、モノーラルパワーアンプ「a340」(800,000円/1台・税抜)を6月10日(水)に発売する。 コンパクトな設計の300シリーズに連なるパワーアンプで、動作方式はクラスD。変調回路にフィードバックを採り入れ、それに応じて変調周波数をリアルタイムで微調整し、リニアリティーの向上や低歪化を図る独自のFST(フリクエンシー・スイッチング・トランスミッション)を採用する。内部はIO Symmetryと呼ぶ、シンメトリカル(バランス)回路で構成。ブリッジ結合出力のa340では出力段を含めたフルバランス、a315では出力段を除くすべての信号経路をバランス構成としている。 a340にはマルチアンプ駆動も行えるようスルーアウト入力を装備。大型スピーカーターミナルはバインディグポストで、確実に締め付けできるように専用工具が付属。 主な仕様  ※a315/a340●型式:ステレオ/モノーラル●出力:150W+150W(8Ω)、250W+250W(4Ω)/400W(8Ω)、500W(4Ω)●入力:2系統(XLR、RCA)●入力インピーダンス:10kΩ●利得:29dB●ダンピングファクター:320(8Ω)、160(4Ω)●消費電力:130W/200W●寸法・重量:454W×86H×50.8Dmm・12.5kg■リンクノアwebサイト・トップページ  http://www.noahcorporation.com/index.html-

【イベント】「アナログオーディオフェア2015」6月13日・14日に開催

【イベント】「アナログオーディオフェア2015」6月13日・14日に開催

 レコードに興味ありませんか? 最近、ファンの間でまた注目を浴びているアナログレコード再生にフォーカスしたイベント「アナログオーディオフェア2015」が、6月13日(土)、14日(日)の2日間、東京・秋葉原の損保会館で行われる。 アナログ関連製品を取り扱うオーディオ機器メーカーや輸入オーディオ商社、オーディオ出版社など約30社が出展。さまざまなブランドのレコードプレーヤーやカートリッジ、フォノアンプ、またアナログ関連アクセサリーなどを一望することができるだけでなく、アナログ再生をより深めるための試聴イベント、人気の女性ヴォーカリスト井筒香奈江のライブ&トークショウなども企画されている。 アナログファンにとってはさまざまな情報が得られ、興味ある方には実際に体験できる絶好の機会。ぜひお出かけになられてはいかがだろう。「アナログオーディオフェア2015」概要●日時:6月13日(土)・12:00〜19:00 14日(日)10:00〜18:00●会場:秋葉原・損保会館(千代田区神田淡路町2-9)●入場無料●主催:アナログオーディオフェア実行委員会●後援:日本オーディオ協会■リンクイベント特設サイト http://www.アナログオーディオフェア.jp/#top.html-

ハイレゾで聴けたキース・ジャレットの奥深い魅力  ◎文・和田博巳

ハイレゾで聴けたキース・ジャレットの奥深い魅力  ◎文・和田博巳

ハイレゾで聴けたキース・ジャレットの奥深い魅力◎文・和田博巳 以前も、このGaudio+PCオーディオfam.comでECMのハイレゾ作品を紹介させていただいた。その時は、キース・ジャレットの作品は故チャーリー・ヘイデンとのデュオ『LAST DANCE』を紹介したが、もっと多くのキース・ジャレットの演奏をハイレゾで聴きたいと思った人は多かったと思う。かく言う私もそのひとりだ。すると嬉しいことにe-onkyo musicからこのたびキース・ジャレットのアルバムが16タイトル一度に登場した。 内容は新旧取り混ぜてバラエティに富んだものだが、嬉しいのはECM作品だけでなく、インパルス時代(1973年〜1977年)のアメリカン・カルテットによる5タイトル(『Fort Yawuh(フォート・ヤウー)』、『Mysteries(ミステリーズ)』、『SHADES(シェイズ)』、『Byablue(バイアブルー)』、『Bop-Be(バップ・ビー)』)が含まれていることだ。さらに往年の名盤以外に、今年の5月にECMからリリースされたばかりの最新作『Creation(クリエイション)』も含まれている。『クリエイション』はソロピアノ作品なので、ちょうど40年前の1975年にリリースされてキース・ジャレットの人気を決定づけた『ザ・ケルン・コンサート』と聴き比べるのも面白いと思う。当時30歳のキース・ジャレットと現在70歳のキース・ジャレットの変わらないところ、変わったところ。あるいはアナログ録音とデジタル録音の音質の違い。そしてコンサート会場ごとに変わる空気感の違いなど、ハイレゾで聴くと音質的な向上に加えてニュアンスの違いまでいっそうよく感じられるはずである。アメリカン・カルテット5作品『Fort Yawuh』/『Mysteries』/『SHADES』  『Byablue』/『Bop-Be』 (次ページへ続く)  - ソロで聴ける情感に満ち溢れた独自の境地『Creation[Live]』 では、キース・ジャレットの主要アルバムを見てゆこう。まずは最新作『Creation[Live](クリエイション)』である。このアルバムはキース・ジャレットが今年70歳となることを記念して制作されたアルバムで、キースの代名詞ともいえる完全即興ソロピアノ演奏集となっている。2014年に行ったワールドツアー(東京、トロント、パリ、ローマに於ける計6回の公演)から厳選した9曲を収録しているが、その収録日時をチェックしていたら、ローマで演奏された3曲の日付が2014年7月11日とあった。 この日付に何となく見覚えがあったので調べてみると、その日はチャーリー・ヘイデンの命日だった。“チャーリー・ヘイデン危篤”の報はローマのキース・ジャレットのところにも届いていたのだろう。その日披露された即興曲3曲は、深い悲しみを湛えた演奏と聴こえる。ピアノを通してチャーリー・ヘイデンに静かに語りかけるキースの姿がここには奇跡的に記録されている。『The K?ln Concert[Live]』 次にずっと昔の録音『ザ・ケルン・コンサート』を聴くと、こちらの演奏はファンならよくご存知と思うが、ピアノの音色は驚くほど瑞々しく、そして演奏は若々しい。ちなみに『クリエイション』(48kHz/24bit)は最新のデジタル録音らしく極めて澄みきったピアノの音が、空気中にスーッと溶けてゆく様子がよく分かる。対する『The K?ln Concert[Live](ザ・ケルン・コンサート)』だが、今回新たにECMのアナログ録音は、オリジナルアナログマスターから96kHz/24bitでハイレゾファイル化されている。したがって本作でもその艶やかで凛としてニュアンス豊かなピアノの音色は、聴いた誰もが魅力十分と分かるはずである。『Fort Yawuh[Live]』 70年代のキース・ジャレットは、ソロ演奏、トリオ編成、そしてアメリカン・カルテットとヨーロピアン・カルテットという二つの異なるクァルテットを率いて八面六臂の活躍を繰り広げていた。そのうちアメリカン・クァルテットは本稿の最初のほうでも挙げたが5タイトルがリリースされている。チャーリー・ヘイデン、ポール・モチアン・デューイ・レッドマンを擁したアメリカン・カルテットの特徴は、熱いマグマが噴出するが如くフリーキーで、いや『Fort Yawuh[Live](フォート・ヤウー)』のようなライヴ録音を聴くと、まぎれもなくこの時期のアメリカン・カルテットはフリージャズに超接近した演奏をしている。 極めて濃密でスリリングで、かつ不思議なことに官能的と言うかエロチックに傾く瞬間も多々訪れるという、ひじょうに魅力溢れるフリーインプロビゼーションが、狭いジャズクラブの聴衆の眼前で繰り広げられる。だからアメリカン・カルテットでどれか1枚と言われたら、私は真っ先に1973年にヴィレッジ・ヴァンガードでライヴ録音された『フォート・ヤウー』を挙げたい。(次ページへ続く) -ハイレゾはアーティストと血の通った付き合いができる ヨーロピアン・カルテットはメンバーにヤン・ガルバレク、パレ・ダニエルソン、ヨン・クリステンセンを擁している。ヨーロピアンジャズを牽引するECMらしい布陣と言えるが、キース・ジャレットがこの北欧の新進ジャズレーベルと契約したことで、ヨーロッパにも驚くべき才能を持ったジャズミュージシャンがいることを、アメリカや日本のジャズファンは驚きと共に知ることとなったわけだ。アメリカン・カルテットに比べるとヨーロピアン・カルテットは各ミュージシャンの発する音がキース・ジャレットも含めて際立って澄みきって美しい。ジャズだから決して冷徹ということはないのだが、青白い炎がチロチロと燃えているようなクールなエモーションは、この時代かなりユニークで、この音に痺れまくったジャズファンは、私も含めて多かったと思う。 今こうやって聴き返しても、最新のハイレゾ・マスタリングの恩恵も大とは思うが、昔聴いていたイメージよりもいっそう思索的で、いっそう清澄で、時に妖艶ですらある。まさに当時ECMが謳っていたクリスタルサウンドを実感する。もちろんこれはハイレゾで聴いての印象だが、ハイレゾで聴くことで、キース・ジャレットは全く異なる二つの世界(アメリカと北欧)を行き来していたことがよく理解できる。そこにソロピアノ演奏を加えた大きく3つの世界を自由自在に行き来することで、溢れんばかりの才能とジャズの衝動を発散させていたのだろう。与えられた字数が尽きてきたので、まだまだ取りあげるべきアルバムはある、いや全てのアルバムについてその魅力をお伝えしたいが、とにかくキース・ジャレットのファンは各人の愛聴盤を改めてハイレゾで聴き返して欲しい。 キース・ジャレットが、何故かは分からないがまるで古い友人のように親密な印象でそこでピアノを弾いていると感じられると思う。ハイレゾで音楽を聴くということは、つまりアーティストと血の通った付き合いができるということに他ならない。キース・ジャレットそのほかの作品『Standards, Vol. 1』 / 『Standards, Vol. 2』 / 『Facing You』  『My Song』 / 『Belonging』 / 『The Survivors' Suite』   『Eyes Of The Heart[Live]』 / 『Changes』 / 『Arbour Zena』  『Hamburg '72[Live]』   -

オーディオテクニカがオーバーイヤー型ヘッドフォン2シリーズ5機種を発売

オーディオテクニカがオーバーイヤー型ヘッドフォン2シリーズ5機種を発売

 音響機器のオーディオテクニカは、オーソドックスなオーバーバンドタイプのヘッドフォン「ATH-AVC500/ATH-AVC300/ATH-AVC200」と「ATH-AVA500/ATH-AVA300」を、6月19日(金)に発売する。部屋でのリスニングに向けた高音質設計や長時間リスニングのための快適な装着性などが考えられている。ATH-AVC500(市場価格7,000円前後)/ATH-AVC300(3,000円前後)/ATH-AVC200 (2,000円前後) 密閉ダイナミック型が共通の特徴。最上位のATH-AVC500は、53?径のCCAW(銅クラッドアルミ線)ボビン巻きボイスコイルドライバーを搭載。ハウジングは共振を抑えるアルミ材、ヘッドバンド部も頭に掛けるだけで最適にフィットする方式などを採用する。イヤパッドも耳にやさしい低反発素材だ。インピーダンス40Ω、出力音圧レベル106dB/mW、最大入力1800mW、重量は約270g。  ATH-AVC300は、CCAWボイスコイルのドライバー口径が40?となり、ヘッドバンド部は大型バンド内側の調整用サポートで装着するデザイン。イヤパッドは高い密閉性を維持しながらソフトな耳あたりとしている。インピーダンス40Ω、出力音圧レベル104dB/mW、最大入力500mW、重量は約230g。ベーシックモデルのATH-AVC200は、同じ40?口径でボイスコイルが標準タイプとなる。ヘッドバンド部やイヤーパッドはAVC300と同様。主な仕様は、AVC300と共通で、重量が約210gとなる。ATH-AVA500(市場価格7,000円前後)/ATH-AVA300(4,000円前後) AVCシリーズの密閉型に対して、AVAシリーズはアルミハウジング部外側をパンチングメタルとしたオープンエアのダイナミック型。ATH-AV500はドライバーにCCAWボイスコイルの53mmドライバーを採用。ヘッドバンドはATH-AVC500と同様のフリーアジャストヘッドサポートとしている。イヤパッドは通気性を持たせたベルベット調のイヤパッドとしている。インピーダンス35Ω、出力音圧レベル96dB/mW、最大入力700mW、重量は約275g。 ATH-AVA300もアウターパネルをパンチングメタルとしており、ドライバーは専用設計の40?径となる。ヘッドバンドはATH-AVC300と同様のアジャスタブルヘッドサポートを採用、イヤパッドは布製。インピーダンス34Ω、出力音圧レベル94dB/mW、最大入力300mW、重量は約230g。■リンクオーディオテクニカ・ニュースリリースhttp://www.audio-technica.co.jp/release/release_detail.php?releaseId=117http://www.audio-technica.co.jp/release/release_detail.php?releaseId=119-

Celsus Soundが小型USB DAC/アンプ「CompanionOne」 DSD再生やAirplayに対応

Celsus Soundが小型USB DAC/アンプ「CompanionOne」 DSD再生やAirplayに対応

 輸入オーディオ機器のフューレンコーディネートは、米国Celsus Sound(セルサスサウンド)のUSB DAC/ヘッドフォンアンプCompanion Oneを、6月12日(金)に発売する。DSDなどのハイレゾ音源に対応、また192kHz/24bitまでサポートするWi-Fi機能を搭載している。価格は、83,000円(税抜)。 DACチップには定番となっているESSテクロノジーのES9018MK2を使い、DSD5.6MHzとDXD384kHz /32bit(いずれも最大)の音源に対応し、ASIOもサポート。USB転送は非同期モードによる低ジッター化を図り、44.1kHz系と48kHz系で分けた2基のクロックを設けるなど、据え置き型並みの高音質設計を採る。アンプ回路もI/V変換にOPA1612、ゲイン/電流バッファーにAD8397と、こちらも定評あるOPアンプを使い、ヘッドフォンの十全な再生を目指している。 本体はアルミ削り出し、両面にクリアガラスを配したスマートフォンを厚くしたような形をしており文字通りスマート。USB入力はUSB-micro B、出力端子は、デジタルとライン(3.5mmステレオミニ)とヘッドフォン(3.5mmステレオミニ)のほか、デジタル(光ミニ)を装備する。また、Airplayに対応し、Wi-Fiを通してアップル機器の音楽コンテンツのワイヤレス再生が可能なのは、アウトドアでの使用に便利。 アンプ出力電圧はハイ3Vrmsとロー1.5Vrms、ヘッドフォン出力(適合インピーダンス16〜300Ω)が160mW(32Ω)、28mW(300Ω)。各機器との接続ためのMicro USBと、ライトニング、アップル30Pin、Android OTG USB、USB Aの各端子のケーブルが付属する。■リンクブランドwebサイト・インフォメーションページ  http://www.nuforce.jp/information.html-

マッキントッシュからSACD/CDトランスポート「MCT450」とDAC/デジタルプリアンプ「D150」登場

マッキントッシュからSACD/CDトランスポート「MCT450」とDAC/デジタルプリアンプ「D150」登場

 輸入オーディオ機器のエレクトリは、米国マッキントッシュ(mcIntosh)ブランドのSACD/CDトランスポートMCT450(650,000円・税抜)とDAC/デジタルプリアンプD150(450,000円・税抜)を、発売した。 MCT450は、同軸、TOS光、XLRに加えて、専用DIN(8PIN)のデジタル出力も装備。デジタルプリアンプD150との間で、SACDを含むデジタル伝送を可能にしている。SACDとCDで異なる波長をフォーカスできるツインレーザー方式、倍速でディスクデータを読み込んでトラッキングエラー訂正などに効果のある、新設計の静かで高精度なメカを採用する。 SACD、CDのほか、MP3やWMAファイいるを書き込んだCD-R/RWの読み取りに対応。消費電力35W、サイズは幅445×高さ152×奥行416mm、重量11.8kg。 D-150は、同軸とTOS光(各192kHz/24bit対応)、さらにDSD5.6MHzとDXD384kHz/32bit対応のUSB入力を装備したDAC/プリアンプ。DACチップには、ESSテクノロジー社製ES9016Sを、チャンネルごとに4個使い、並列バランス動作をさせ、より高精度で低歪みのアナログ変換を図っている。 MCT450にも装備の、パワーオン/オフを連動させられるシステムリモート端子、付属リモコンでほかのマッキントッシュの機器が操作できるようになるデータポート入力端子を備えている。 消費電力30W、サイズは幅445×高さ98×奥行357mm、重量11.8kg。■リンクエレクトリwebサイト・ブランドページ  http://www.electori.co.jp/mcintosh.html-

AyreがX-5シリーズ・アンプに20周年記念モデル 「KX-5 Twenty」「VX-5 Twenty」「AX-5 Twenty」登場

AyreがX-5シリーズ・アンプに20周年記念モデル 「KX-5 Twenty」「VX-5 Twenty」「AX-5 Twenty」登場

 輸入オーディオ機器のアクシスは、米国Ayre(エアー)社製のプリアンプ「KX-5 Twenty」(1,450,000円・税抜)、ステレオパワーアンプ「VX-5 Twenty」(1,450,000円・税抜)、プリメインアンプ「AX-5 Twenty」(2,100,000円・税抜)を、6月に発売すると発表した。先の上位リファレンスシリーズVX-R Twentyで完了したアニバーサリーモデルへのグレードアップ(関連記事:http://www.pc-audio-fan.com/news/audio/20150527_74184/)を受け継ぐ形となる。  新ダイヤモンド出力回路と名づけた完全バランスの出力段ときわめて応答と供給能力を大幅に高めた、新AyreLockリニア・パワーサプライを軸に、各モデルに応じたパーツや回路で機器としての最適化を実施。伝統のディスクリートで組んだゼロフィードバック・フルバランス構成の回路、プリアンプ、パワーアンプそれぞれに適したゲイン回路を構築している。■リンクアクシスwebサイト・ニュースページ   http://www.axiss.co.jp/news/product-news/ayre-x-5-twenty_series/-

DynamicMotionのイヤフォン「DM100」 “バランスド・ダイナミック・ドライバー”を搭載

DynamicMotionのイヤフォン「DM100」 “バランスド・ダイナミック・ドライバー”を搭載

 オーディオケーブルや関連機器のサエクコマースは、輸入取り扱いのDynamic Motion(ダイナミック・モーション)ブランドのカナル・イヤフォンDM100を、6月6日(土)に発売する。BA(バランスドアーマチュア)型とダイナミック型、それぞれの長所を取り入れたという特許技術のBalanced Dynamic Driverが注目ポイント。価格は、17,500円(税抜)。 新ドライバーは、BA振動素子の繊細で伸びやかな高域とダイナミック型の自然で広帯域なバランスのよい音を両立。波紋のような形状のサスペンションを組み込んで剛性をアップした振動板が、ロスや歪みを抑えたクリアなサウンドを再現するという。ハウジングはピアノブラックを基調にゴールドのアルミリングを配した上質のデザインで、背面部にはコンピューターシミュレーションにより空気の流れを解析した、ドライバーの動きを最適化するエアフローも設けている。主な仕様は、インピーダンス24Ω、重量14g。■リンクサエクコマースwebサイト・トップページ  http://www.saec-com.co.jp/-

フォステクスがパワードモニター「PM0.4d」「PM0.5d」 リアバスレフ、デジタルアンプ内蔵

フォステクスがパワードモニター「PM0.4d」「PM0.5d」 リアバスレフ、デジタルアンプ内蔵

 音響機器のフォステクスカンパニーは、パワーアンプを内蔵したアクティブスピーカーPM0.4d(1台12,800円・税抜)とPM0.5d(1台18,800円・税抜)を6月上旬に発売する。 新設計のリアバスレフ・エンクロージャーにデジタルアンプを内蔵。ウーファー・ユニットは大入力に強いアップロールラバーエッジを採用する。木製エンクロージャーによる自然な響きとバスレフによる低音を強化した音作りで、宅録やDTM、オーディオインターフェースを通したAVサラウンド用などさまざまな使い方が可能。   PM4.0dは100mmウーファー/19mmソフトドーム・トゥイーターの2ウェイ構成。それぞれ出力25W/16Wのデジタルアンプで駆動する。入力はRCAピンとフォーンの2種を装備。仕上げはブラック、ホワイトの2色を用意する。サイズは130W×220H×169Dmm、重量2.8kg。 PM5.0dは、ウーファーが130mmにサイズアップ、アンプもウーファー35W、トウィーター23Wにハイパワー化。入力がRCAピンとXLR/TSフォーンのコンボ型となる。仕上げはブラックのみ。サイズと重量は、165W×270H×215Dmm・4.5kg。 なお、同社では今夏にフロントバスレフエンクロージャーとアナログアンプを採用したアクティブスピーカーシステムPM0.4n(予価16,800円)とPM0.5n(予価22,800円)を発売予定であることもアナウンスしている。■リンクフォステクスカンパニーwebサイト・ニュースリリース  http://www.fostex.jp/20150528/6629/

ラックスマンが電源ボックス「ES-35」 アースループレス構造で低ノイズ化

ラックスマンが電源ボックス「ES-35」 アースループレス構造で低ノイズ化

 オーディオ機器のラックスマンは、電源ボックスES-35を6月下旬に発売する。3P×4口のACアウトレットをもち、容量は4口合計1,500W(125V15A)。価格は、55,000円(税抜)としている。 同社オーディオアンプと同様、トップパネル/底板/内部シャーシの3層として、またアースループが発生しない独自のループレス・シャーシ構造として回路やパーツを強固に固定して、迷走電流や磁界の発生を抑えている。 ACインレット部は非磁性下地メッキに金メッキ処理する高品位仕上げとする一方、内部配線材にはノンツイスト構成の高純度無酸素銅(OFC)を採用。入力から出力まで、ロスがなく俊敏な応答ができるように設定されている。制振効果のあるアルミ削りだしフットも装備。■リンクラックスマンwebサイト・ニュースリリース  http://www.luxman.co.jp/presspro/es-35-

ヤマハがサブウーファー「NS-SW1000」 1kWデジタルアンプと新形状バスポート搭載

ヤマハがサブウーファー「NS-SW1000」 1kWデジタルアンプと新形状バスポート搭載

 ヤマハはサブウーファーの最上位モデルNS-SW1000を、6月中旬に発売する。定評ある独自の低音技術A-YST II方式を継承しつつ、より高音質を追求した新形状ポートや1kWの大出力デジタルアンプを搭載する。価格は、200,000円。 NS-SW1000は、AVサラウンドシステムだけでなく小型スピーカーと組む2.1chシステムやオーディオマルチチャンネル再生などでも使えるようにとオーソドックスな音質追求したモデル。バスレフ方式をベースに、空気そのものを振動板として利用するA-YST II方式では、空気の流れをスムーズにするかがポイントとなるが、開いた朝顔をひねったような開口部をもつ独自のツイステッドフレアポートを採用。空気の乱れを抑え、バスレフポート両端で生じる風切りノイズを抑えている。 重低音再現に不可欠となるハイパワーに対して、ドライブ段にヤマハオリジナルのデジタルアンプデバイス、出力段を大電流MOS-FETによるディスクリート構成のプッシュプル動作として出力1kW(4Ω、100Hz)の大出力を確保。電源部はサブウーファーで一般的なスイッチング電源ではなく、あえて質量約10kgのEIコアトランスと大型の電解コンデンサーで構築したアナログ電源として音質へこだわっている。 もうひとつのキーとなるドライバーは30cmコーン・ウーファーユニットを採用。こちらも重低音のしっかりした再現に向けた専用設計となっていて、振動板にはペーパーコーンにケブラーを配合して剛性をアップ。磁気回路は2枚の大型フェライトマグネットを重ねたダブルフェライトマグネットとグラスファイバーボビンの4層巻きボイスコイル、背圧をスムーズに逃がし振動板の動作を確実に制御するエアベント付きダブルダンパーなどで、ロングストロークのパワフルな振幅を確保している。また、フロントファイヤリング(前面放射)式のエンクロージャーは、25mm厚(バッフル面36mm厚)の木質系材を使った重量級。くさびの原理を応用した同社ならではの総三方留め構造で強固に組み上げており、本体の不要共振を抑え、高品位でレスポンスの良い重低音再現を図る。 ソースに合わせて低音の特性をMOVIEとMUSICの2種で切り替えられるBASSモードスイッチも装備。入力はアンプのスピーカー出力から受けるINPUT1と、ラインレベル入力のINPUT2、3(ともにRCA)、消費電力160W、サイズは443W×463H×522Dmm、重量42.6kg。■リンクヤマハwebサイト・ニュースリリース  http://jp.yamaha.com/news_release/-

ニュープライムが小型DAC/アンプ「μDSD」 DSD256&PCM384kHz/24bitのハイレゾ対応

ニュープライムが小型DAC/アンプ「μDSD」 DSD256&PCM384kHz/24bitのハイレゾ対応

 輸入オーディオ機器のフューレンコーディネートは、ニュープライム(NUPRiME)社製のUSB DAC/ヘッドフォンアンプμDSDを、5月25日(月)より発売する。価格は、26,000円(税抜)。 本体は高剛性アルミボディ製。バスパワー駆動の小型サイズながら、先のデジタルプリメインアンプIDA-16と同じX-MOSのUSBレシーバーとver3.2ドライバーにより、DSD256(11.2MHz)とPCM384kHz/24bitのネイティブ再生に対応。ヘッドフォン出力は140mW/32Ωで、さまざまなヘッドフォンを十全に鳴らすことができる。  USB入力はType-B。ヘッドフォン出力(3.5mmステレオミニ)、ライン出力(RCA)のほかデジタル出力(RCA同軸)も装備する。サイズは57W×23H×101Dmm、重量151g。■リンクフューレンコーディネートwebサイト・製品ページ  http://www.nuforce.jp/nuprime/udsd.html-

【イベント】「春のヘッドフォン祭2015」が明日16日より2日間開催

【イベント】「春のヘッドフォン祭2015」が明日16日より2日間開催

 いまやオーディオ、ヘッドフォン界の一大イベントとなった“ヘッドフォン祭”。その春版、「春のヘッドフォン祭2015」(フジヤエービック主催)が、5月16日(土)、17日(日)の2日間、東京・中野サンプラザで開催される。 世界のヘッドフォン・ブランドやPCオーディオ関連のヘッドフォンアンプ/USB DACーカーが今年も100社以上参加。実際に手にとって試聴したり、開発者に話が聞けたりなど、ヘッドフォンファンにはたまらない楽しさが待っている。 さらにメーカーによる新製品発表会、デモや試聴会など、見逃せない、聞き逃せない場内イベントは、例年以上に充実しているようだ。もちろん恒例の会場での特価による開催記念セールも実施。入場者にはポータブルアンプとプレーヤーを重ねて使うための特製シリコンバンドがプレゼントされる(数量限定。無くなり次第終了)。出展社やイベントなどは、下記リンクの特設ページに詳しい。「春のヘッドフォン祭2015」概要●開催日 : 2015年5月15日 (土)/5月15日(日)●開催時間:・10月25日 11:00 開場 ? 19:00 終了・10月26日 10:30 開場 ? 18:00 終了●会場 : 中野サンプラザ(東京都中野区中野4-1-1) ※JR/東西メトロ 中野駅 北口より徒歩4分●入場無料■リンクイベント特設ページ  http://www.fujiya-avic.jp/user_data/headphone_fes.php

北欧デザインのDavone Mojoスピーカーに専用スタンド 

北欧デザインのDavone Mojoスピーカーに専用スタンド 

 輸入オーディオ機器のフューレンコーディネートは、デンマーク製の小型スピーカーDavone Mojo専用スピーカースタンド「Mojo Stand」を、5月19日(火)に発売する。価格は80,000円(ペア・税別)。  Mojo(関連記事:http://www.pc-audio-fan.com/news/audio/20120424_17277/)は、ちょっとふつうのスピーカーとは違うユニークなデザインのスピーカー。下向きに取り付けたウーファーで低音域、上向きのトゥイーターで高音を360度方向に放射することで、豊かに広がるように設計されている。 専用設計のMojo Standは、床から十分に離したセッティングとなるので、よりクリアな低音が望める。取り付けはスタンドで直接にボルトで固定し共振を起こりにくくしており、またベースプレートも重量級として安定した設置が可能。スパイクも取り付けられるので、床の状態に応じて使い分けられる。■リンクDavoneブランドwebサイト・製品ページ  http://www.davone.jp/mojo.html-

メリディアンの小型USB DAC/ヘッドフォン・プリアンプ「Explorer2」 MQAファイルにも対応

メリディアンの小型USB DAC/ヘッドフォン・プリアンプ「Explorer2」 MQAファイルにも対応

 輸入オーディオ機器のハイレスミュージックは、英国MERIDIAN(メリディアン)の小型USB DAC/ヘッドフォン・プリアンプExplorer2を発売した。既発売のExplorerのグレードアップモデルで、DSPの処理能力を大幅に拡大するとともにCD時代から知られた同社の高いデジタル技術を投入する。また、メリディアンが提案する、いまハイレゾ界で注目の新圧縮フォーマットMQAのファイルにも対応している。 16コア・1000MIPSという高い処理能力をもつデュアルタイルXMOS DSPを使い、最大192kHz/24bitのハイレゾ音源に対応。回路部は6層基板の採用や信号経路の最短化、最適化を行っている。また、変換時のプリリンギング(音の立ち上がり前に生じる微小ノイズ)を補正する独自のアポダイジングフィルター、可聴帯域外にノイズを追いやりS/Nを向上させるノイズシェーピングも採用。44.1kHz系と48kHz系の2系統のクロック回路など、据え置き型にも匹敵する高度な設計となっている。 バスパワー駆動で入力はUSB miniB、アナログ出力はヘッドフォンとレベル固定のプリ出力の2系統(3.5mmステレオミニ)を装備。サイズは102W×32H×18Dmm、重量50g。■リンクハイレスミュージックwebサイト  http://www.hires-music.jp/-

デノンがCDプレーヤー「DCD-50」 幅20cmのコンパクトサイズ

デノンがCDプレーヤー「DCD-50」 幅20cmのコンパクトサイズ

 オーディオ機器のデノンは、CDプレーヤーDCD-50を6月上旬に発売する。同社“デザイン”シリーズのデジタルアンプPMA-50とも合わせたコンパクトなサイズに独自のデジタル技術を投入している。価格は50,000円(税抜)。 DCD-50はスロットローディングのCDメカニズムを使い、縦置き使用にも対応。開口部から回転音がもれないように特殊素材でカバーを施している。192kHz/32bit処理のDACチップを使用。デジタル出力も装備しておりPMA-50とデジタル接続すれば信号ピックアップから増幅までフルデジタル処理で行われ、伝送時の劣化を抑えた再生が可能だ。またこのとき、PMA-50搭載の独自のアナログ波形再現技術で、DCD-50からのデジタルデータ(CDグレード)をハイビット、ハイサンプリング化して、より微細で滑らか、自然なサウンドを楽しむこともできる。 CD-R、CD-RWディスクのMP3ファイルの再生が可能。電源ケーブルは着脱式なので、ケーブルを交換してグレードアップを図れる。PMA-50も操作できるリモコンも付属。  ■リンクデノンブランド・webサイト http://www.denon.jp/※本製品の情報は未掲載です。(2015.05.14)-