「お中元」

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8割がほしい“贈り物”って? 「欲しい」と「贈りたい」のズレ

8割がほしい“贈り物”って? 「欲しい」と「贈りたい」のズレ

 贈り物って難しい。せっかく選んで贈るのだから喜んでほしいけど、相手が本当にほしがっているものはなかなか分からない。旅先のお土産なら、その土地のものという枠があるけれど、結婚式の引き出物やお歳暮などは選択の幅が広すぎる。今の時期ならさしずめ、“お中元迷子”だ。西日本電信電話(大阪市)の調査では、贈りたいものランキングの1位はビール(42.5%)。ところが「ほしいものランキング」では、半数以上の人が商品券と回答、カタログギフト(26.8%)を含めると、もらう側の8割が、もらってから選べる自由度の高い贈り物を望んでいることが分かった。 だが20代、30代の約半数が、「頂く贈り物が“カブっている”」と感じているのが現状。「お中元・お歳暮を選ぶ際、最も重視していることはなんですか」という質問に対し、7割近くが「自分の気持ちが伝わること」(24.0%)、「相手が喜ぶこと」(43.0%)と答えているから、ここは「ほしいものランキング」の中身を尊重する価値がある。 今や結婚式の引出物贈りたいランキング1位のカタログギフト。相手が喜ぶのはこれ!と決め打ちできるものがないなら、選んでもらえるギフトがベストかもしれない。例えば、NTT西日本では、人気の高いグルメに特化したカタログギフト電報全4種類を販売している。肉、海鮮、果物など、多彩なジャンルから集めた200点以上のグルメや、西日本各地の生産者が丹精をこめて作った「地のもの」に、メッセージを添えて送れる“電報”スタイルがうれしい。物に気持ちを込めて、でもやっぱり言葉を添えて。“形式”が先に立つ季節の贈り物でも、これなら喜んでもらえそうだ。