「五輪代表選考会」

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福士加代子選手、最後の五輪に挑む! 大阪国際女子マラソンを前にドキュメンタリー番組

福士加代子選手、最後の五輪に挑む! 大阪国際女子マラソンを前にドキュメンタリー番組

 1月31日に行われる『第35回大阪国際女子マラソン』。このレースは、今年開催されるリオ五輪の代表選手選考会を兼ねている。招待選手のなかで注目されるのが今年33歳、マラソンでの五輪への挑戦はこれが最後と宣言している福士加代子選手だ。今回の大阪国際で3度目の五輪代表選考会へ挑戦する福士選手は、「私が一等賞になりたい」と、決意を表明している。 2005年から継続的に福士選手の密着取材を行ってきたカンテレは、福士選手がアスリートとして最後のマラソンレースと位置付けた今回のマラソンへの秘めた決意を50分のドキュメンタリーとして放送する。 福士選手にとって初めての五輪選考会は、2008年1月の大阪国際女子マラソン。初マラソンだったこのレースは、序盤日本記録を更新するペースでトップを独走。しかし30キロ以降、力尽き大失速。何度も転倒する中、19位でゴールするという衝撃の結果となった。2度目の五輪選考会は、12年1月の大阪国際女子マラソン。しかし調整ミスにより25キロ過ぎで失速。またも五輪代表の夢はかなわなかった。 取材を担当したディレクターは「精神的な弱さを本人も自覚しているようです。自由自在に走れるトラック競技と違い、マラソンは難しくてうまくいかない、そんなマイナスイメージでとらえていたようです」。福士選手自身も当時のインタビューで「自分のなかでマラソンはずっとトラウマ。マラソンはやれどもやれどもわからないです」と語っている。 福士選手が今年迎える3度目の五輪選考会、その「42.195キロ」で何が見えるのだろうか。傍目には、「破天荒」ともみられるその言動と行動の裏に隠された彼女の繊細な心、そしてマラソンに向き合い、葛藤する心の揺れ動き、自らの弱い心とどう戦ってきたのか。陸上人生の集大成をいま迎えようとしている福士選手にとってマラソンとは一体、自分の人生に何をもたらしてくれたのか―。 福士選手のドキュメンタリー「私がマラソンを走る本当の理由」は1月30日午後4時35分から、「大阪国際女子マラソン」は1月31日12時から、いずれもフジテレビ系で放送。