at home VOXが地域密着型のご当地スーパーを訪ね、そのユニークな魅力をお伝えする「それいけ!ご当地スーパー探検隊」。今回は、本州最北端・青森県を訪れました。
青森県の北東部、「下北半島」のむつ市が発祥の「マエダ」。新青森駅のほど近くにあり、系列内でも最大規模の売り場面積を誇る、青森市の「マエダ ガーラモール店」にお邪魔してみましょう!
■青森の名産品がズラリ
店内に入ってみると、産地直売野菜のコーナーが出迎えてくれます。特に目を引くのが、「みず」という野菜。茎の部分が非常に長い山菜で、青森の初夏に欠かせない野菜です。シャキシャキとした食感と独特のぬめりが特徴で、油炒めなどで食べるご家庭が多いとか!
また、売り場には日本初の世界遺産「白神山地」で採れた高原野菜も並んでいます。みなれたスナップエンドウなどの野菜も、なんだかありがたい気持ちになりますね!
さすがに青森という事もあって、名産品の「りんご」「イカ」が充実しています。リンゴは「ふじ」「サンふじ」「シナノゴールド」「王林」など、自慢の銘柄が並びます。
イカは、取材時は少し時期が早く他県産もありましたが、6月下旬からは津軽海峡や日本海で獲れた日本一のイカがズラッと並びます。「八戸産真イカのお寿司」「イカリングフライ」「イカの一夜干し」「イカメンチ」など、イカのお総菜が充実していました!
■青森の食卓には「コレ」がないと!
青森の食生活に欠かせないのが、なんといっても「塩辛い」もの。大雪が降ると野菜が高騰し、なかなか買い物に出られなくなる青森では、昔から「ご飯のお供」が貴重です。特に充実しているのは「イカの塩辛」。地元のイカを贅沢に使った塩辛は、見ているだけでご飯が食べられそうです。青森では、塩辛を自作するご家庭も多くあるとか。
こちらもご飯のお供として人気の「ねぶた漬」。数の子を昆布・するめいかなどを甘辛いたれで和えた郷土料理で、安売りの日にもなると、1日1000パック売れる日もあるというから、その愛されっぷりがわかります。
また、もう一つ青森の食卓に欠かせないのが「イギリストースト」! 2枚重ねの食パンの間に、マーガリンとグラニュー糖がサンドされたシンプルなパン。イギリス生まれでもなければ、そもそも「トーストされていない」のですが……。青森県では朝食・昼食・3時のおやつにと大人気です。
■青森みやげもマエダで買える!
青森の定番おみやげである「リンゴジュース」も充実の品ぞろえです。新青森駅前には商業施設が少ないので、おみやげを買うならマエダに来るのがおすすめです!
また、今や青森発の「ご当地調味料」として定着した「スタミナ源たれ」も、マエダならバリエーションも充実で、品切れの心配もなし。
■「買い物しやすい」スーパーとしての取り組みも
現在、青森県内に25店舗を構えるマエダは、お年寄りの増える青森県において「買い物難民を解消する」取り組みを行っています。ロードサイドの大型店舗だけでなく人口の少ない地域へも積極的に出店したり、スーパーへ向かうコミュニティバスを定期運行したりなど、お年寄りがスーパーを利用しやすい環境を整えているのです。
また、地元のタクシー会社も買い物の荷物を運んでくれるとか。地域ぐるみでお年寄りを支えているんですね。
青森県は大きく分けて、むつ市・八戸市などの「南部」と、弘前市などの「津軽」とで、食文化や伝統が大きく異なるそう。「アレがないと困る」ということが多いお年寄りのために、地域の境目にあるマエダでは、どちらの地域の人の好みにも応えられる品揃えを用意しています。
青森を知るために、まずは新幹線駅からほど近い「マエダ」で、食文化を探索してみてはいかがでしょうか?
- 店舗情報マエダ ガーラモール店
住所:青森市三好2-3-19
営業時間: 9:00~21:00
(衣料・テナントは平日・土10:00~21:00、日曜・祝日9:00~21:00)
http://www.i-maeda.co.jp - 次回予告次回は、愛知県「ヤマナカ」をご紹介します!
※記事中の情報・価格は取材当時のものです。