at home VOXが全国各地のご当地スーパーを訪ね、その個性や魅力をお伝えする「それいけ!ご当地スーパー探検隊」。今回は、古都の風情があふれる岐阜県高山市へ。市内の人気スーパー「ファミリーストアさとう 桐生店」にお邪魔しました!
このスーパー、もしかしたらすでにご存じの人もいるかもしれません。というのも、ある商品が全国放送のTV番組で紹介されて人気沸騰中だからです。
それがこの「あげづけ」です!
フカフカと厚めの生地は噛めば噛むほど味がしみ出し、やみつきになるおいしさ。軽く炙って、野菜や納豆など好みの食材をはさむのが、通好みの味わい方とのこと。
店長の中口さんによると、
中口さん「以前は1日に10個も売れればいい方だったのですが、テレビで取り上げられるやいなや、一時は品薄状態が続きました。今、ようやく落ち着いてきたところですね」
■見渡す限りの「飛騨」「飛騨」「飛騨」!
「あげづけ」を手がけているのは、地元の人から熱狂的に愛される豆腐メーカー、古川屋さん。北アルプス・飛騨山脈の清らかな水に恵まれた高山には、古くから豆腐メーカーが多いそう。豆腐は食卓に欠かせないとあって、品揃えが豊富です。
おっ、初めて見る珍品を発見!!
ツーンと辛いのがやみつきになる「からしとうふ」は、高山では夏に食べるものだそう。このほかにも、「ゆず入りとうふ」や「枝豆とうふ」といったユニークな味付け豆腐が勢揃い!
実は、豆腐なんてまだまだ序の口! 店内で見つけた飛騨の名産品を、一気にご紹介しましょう!
店内を歩いていると、「これでもか!」というほど「飛騨」という文字を目にします。飛騨という土地の豊かさ、恵みを感じずにはいられません。
中口さん「うちの商品は、我々スタッフ自身も、子どもの頃からずっと親しんできた味ばかり。お客さんもずっと通ってくれている人が多いですし、土地に、人に、『育ててもらっている』感じですね」
■初めて訪れる人にも同郷の人にも「おかえりなさい」を
調理品やお総菜もご当地色が豊かで、見て回るだけでワクワクしてきます!
手作り品には決まったレシピがなく、「職人のカンが頼り」と中口さんはいいます。職人の手から職人の手へ、きっちりと作り方が継承されてきたからこそ、地元の人に愛され続けているのでしょうね!
中口さん「最近では、高山の観光プランにうちが入っていたりということも(笑)。おかげで、わざわざ遠方から来てくれる人も増えていますね」
「県外にいる同郷の人にも、高山の味を届けたい」と、数年前からネットスーパーにも力を入れているさとう。「あげづけ」はネットでも相変わらずの大人気のようです。今後はプライベートブランド品を今以上に増やしていくとのこと。
店内で見つけた「おかえりなさい。ふるさとへ」という看板。ここに、さとうの信念が込められています。実店舗でもネットでも、初めて訪れる人にも地元の人にも、等しく「おかえりなさい」を。飛騨のあたたかさを届けてくれるさとうの心意気に、あっぱれ!
- 店舗情報ファミリーストアさとう 桐生店
住所:岐阜県高山市桐生町2-271
営業時間:9:30〜21:00
http://www.tokutokusatou.com// - 次回予告次回は、兵庫県「ラ・ムー 姫路南店」をご紹介します!
※記事中の情報・価格は取材当時のものです。