(株)不動産経済研究所は19日、2016年(1〜12月)の「首都圏マンション市場動向」を発表した。
同年の首都圏マンションの新規供給戸数は3万5,772戸(前年比11.6%減)。地域別では、東京都区部1万4,764戸(同20.1%減)、東京都下4,069戸(同25.0%減)、神奈川県8,774戸(同10.2%増)、埼玉県3,897戸(同11.7%減)、千葉県4,268戸(同2.3%増)。都区部、都下、埼玉県が減少した。
1戸当たりの平均価格は5,490万円(同0.5%上昇)と、4年ぶりの下落。地域別では、東京都区部6,629万円(同1.5%下落)、東京都下4,985万円(同9.2%上昇)、神奈川県5,039万円(同1.7%上昇)、埼玉県4,255万円(同2.6%上昇)、千葉県4,085万円(同4.5%上昇)となった。
1平方メートル当たりの平均単価は79万3,000円と、4年連続の上昇。
初月契約率は、月間平均68.8%(同5.7ポイント低下)。
17年の供給は3万8,000戸(同6.2%増)を見込んでいる。
なお、16年12月の首都圏マンション発売戸数は7,007戸(前年同月比13.2%増)。地域別では、東京都区部が2,543戸と全体の36.3%を占めた。月間契約率は76.6%(同11.8ポイント上昇)となった。
1戸当たりの平均価格は5,078万円(同6.9%下落)、1平方メートル単価は75万5,000円(同0.9%下落)。
即日完売物件は4物件・131戸だった。販売在庫数は7,160戸(同836戸増)。17年1月の販売戸数は1,500戸の見込み。