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訪問不動産会社の選択ポイント「写真の点数」が突出/RSC調査

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研修会での調査報告の様子

研修会での調査報告の様子

アットホーム(株)など、不動産情報サイト運営事業者で構成する不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)は26日、会員向けの研修会を実施。2016年度の「不動産情報サイト 利用者意識に関する調査」の結果を発表した。

過去1年にインターネットで自身が住む住まいを賃貸・購入するために不動産物件情報を調べた人を対象に、同協議会および会員各社のサイトなどで調査した。調査期間は3月15日〜5月15日、有効回答人数は1,433人。

不動産情報を調べる際に何を使ったかという問いでは、「PC」が53.1%(前年比4.2ポイント増)、「スマートフォン」が78.2%(同6.4ポイント減)、「携帯電話」が2.9%(同変わらず)、「タブレット」11.6%(同1.3ポイント増)となった。調査結果を解説した(株)ネクストのHOME’S総合研究所チーフアナリストの中山 登志朗氏は、「若い世代になるほどスマートフォンの利用率が高く、PCの利用率が低くなっている。今後は物件検索もスマホの時代になるのではないか」と説明した。

物件を契約した人に対して、物件に関する不動産会社への問い合わせについても調査。問い合わせた不動産会社の平均は全体で3.3社。賃貸は3.2社、売買は3.6社となった。全体の64.5%が3社以内で契約を済ませており、4社以上問い合わせているケースは少数となった。「物件情報のリッチ化により、物件を絞り込んでから来店する傾向がみてとれる」(中山氏)。

訪問する不動産会社を選択するポイントについて複数回答で聞くと「写真の点数が多い」が76.2%と突出して高く、「特にポイントとなる点」を一つ選択してもらうと、39.8%が同項目を選択した。同氏は「今後、VRや動画など、より詳細な物件情報が必要になるのではないか」とした。

また、同氏は調査結果の全体総括として「物件詳細情報の充実も必要であるが、生活環境などまちの情報を物件のリンクさせる取り組みも必要になるだろう」と話した。

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