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赤プリ跡地の複合開発、「東京ガーデンテラス紀尾井町」全面開業/西武HD

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「東京ガーデンテラス紀尾井町」全体図。左に見えるタワーが賃貸マンション、右奥のタワーがオフィスや商業施設等からなる複合ビル。手前が旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館を改装した結婚式場

「東京ガーデンテラス紀尾井町」全体図。左に見えるタワーが賃貸マンション、右奥のタワーがオフィスや商業施設等からなる複合ビル。手前が旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館を改装した結婚式場

テープカットの様子。左からスティーブン氏、安藤氏、後藤氏、赤坂氏、荒川氏

テープカットの様子。左からスティーブン氏、安藤氏、後藤氏、赤坂氏、荒川氏

「赤プリと同様、当施設が東京のランドマークとなるように、また、赤プリ以上に価値のある存在になるように運営していきたい」と述べる、後藤社長

「赤プリと同様、当施設が東京のランドマークとなるように、また、赤プリ以上に価値のある存在になるように運営していきたい」と述べる、後藤社長

(株)西武ホールディングスは27日、同社子会社の(株)西武プロパティーズが進めてきた複合開発「東京ガーデンテラス紀尾井町」(東京都千代田区)をグランドオープンした。

敷地面積約3万400平方メートル。延床面積約22万7,200平方メートル。東京メトロ「永田町」駅直結に位置する旧赤坂プリンスホテル(グランドプリンスホテル赤坂)跡地の再開発事業。商業施設「紀尾井テラス」(全33店舗、1〜4階)、オフィス(全24区画、5〜28階)、高級ホテル「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」(全250室、30〜36階)などからなる地上36階地下2階建ての複合ビル「紀尾井タワー」、地上21階地下2階建ての賃貸マンション「紀尾井レジデンス」(総戸数135戸)のほか、旧李王家東京邸(旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館)を保存・復元したバンケットホールやレストラン等からなる「赤坂プリンス クラシックハウス」で構成されるもの。

オープン当日は、西武ホールディングス代表取締役社長の後藤高志氏、西武プロパティーズ代表取締役社長の安藤博雄氏、(株)プリンスホテル代表取締役社長の赤坂茂好氏のほか、提携先であるスターウッドホテル&リゾートワールドワイドアジア太平洋地区社長のスティーブン・ホー氏、プロフィギュアスケーターの荒川静香氏をゲストに迎えて、テープカットを開催。オープニングイベントとして、「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」ファーストゲストのチェックインセレモニーを開催した。

後藤氏は「西武ホールディングス設立から10年の節目となる2016年に当施設をオープンできたことは大変意味があり、飛躍の年としてその象徴に据えたい。
赤プリと同様、当施設が東京のランドマークとなるように、また、赤プリ以上に価値のある存在になるように運営していく。例えば、ホテルでは最先端のICTの利活用、ギャラリーのような空間づくりなど、他にはない試みをしているほか、赤プリ時代からあるホスピタリティもしっかり継承し、国内外のお客さまに満足してもらう」などと述べた。また、「今後予定している都心の再開発事業や都内のプリンスホテル改修事業等で、紀尾井町のノウハウを生かしていきたい。今後は行政や他社と協力して東京を国際都市に成長させる複合開発を展開したい」(後藤氏)とした。

なお、今回の複合開発により、「赤プリ時代と比較して年間の収益力が5倍になる」(同氏)と想定。17年3月期決算(16年4月1日〜17年3月31日)では同事業の初期投資費用等によって、減益を見込んでいるが、19年決3月期決算(18年4月1日〜19年3月31日)から同事業の売上等が反映され、大幅な収益貢献が見込めるとした。

同物件の詳細は7月19日付のニュース参照。

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