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賃貸住宅の建物・設備不具合、「貸し主が対応してくれない」が2割/消費者庁

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消費者庁は23日、2009年9月1日から16年1月末の間に、賃貸住宅の建物および付帯設備について、生命身体に危害を及ぼす不具合に関する情報が計653件寄せられたと発表した。

内訳は、人にけがなどが発生した事故情報が323件、けが人は発生していないが発生する恐れがあった情報が330件。換気扇が故障した状態でガス瞬間湯沸かし器を使用、一酸化炭素中毒で死亡した事故1件も含まれており、さらに浴槽の底が抜けて足にけがをした、給湯器が故障してシャワーでやけどを負ったなど、治療に1ヵ月以上要した事故も25件発生していることが分かった。

なお、寄せられた情報のうち、約2割に当たる147件が、「修繕を求めたが貸し主が対応してくれない」という内容であったという。

不具合箇所の内訳は、建物が227件(35%)、付帯設備が426件(65%)。建物の不具合では、建物自体、もしくは壁や窓等の破損が多く、築年数が明らかな46件の事故情報のうち41件(89%)が築10年以上の建物だった。

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