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2015年の投資用不動産、価格上昇も利回り下降基調続く/健美家調査

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健美家(株)は7日、「全国投資用不動産 市場動向レポート2015」を発表した。同社が運営する不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家」の登録物件とメールでの問い合わせがあった物件の市場動向を調査したもの。

15年の区分マンションの登録物件投資利回りは、8.24%(前年比0.89ポイント低下)。05年の調査開始以来、過去最低値を記録した。平均価格は1,419万円(同18.5%増)と過去最高。底だった11年比では67.7%増(573万円)の大幅上昇となった。
1棟アパートの登録物件投資利回りは9.44%(同0.79ポイント低下)。依然下降基調が続いており、08年以来の最低値。価格は5,639万円(同13.3%増)と、上昇幅は拡大している。
1棟マンションの登録物件投資利回りは、07年以来最低値となる8.55%(同0.47ポイント低下)。価格は上昇基調が続き1億4,990万円(同6.5%増)、上昇幅は過去最大値となった。

併せて、15年12月の投資用不動産マーケットトレンドも発表。

12月に新規で登録された区分マンションは8,609件。価格は1,502万円(前月比9.1%増)と上昇したが、表面利回りは7.81%(同0.15ポイント低下)と3ヵ月連続の低下となった。
1棟アパートの新規登録件数は4,133件。価格は6,036万円(同3.3%増)と、過去1年間での最高値を記録。一方、表面利回りは9.20%(同0.11ポイント低下)と過去1年間で最も低く、依然低下基調となっている。
1棟マンションの新規登録件数は2,647件。価格は1億4,442万円(同3.8%減)と2ヵ月連続で下落したが、表面利回りは8.41%(同0.18ポイント上昇)と、5ヵ月ぶりの上昇に転じた。

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