(株)いえらぶGROUPは3日、家賃に関する実態調査結果を発表した。2014年1月26日〜2月5日、14年8月20日〜29日、15年5月1日〜15日、15年8月4〜18日に全国の男女に調査を実施。有効回答数は各項目100サンプル。
「家賃の値下げ交渉をしたことがあるか」の問いに「はい」と回答したのは39%、「いいえ」は61%と、半数以上が家賃の値下げ交渉をしたことがなかった。交渉したことがない人の理由としては、「交渉をしても値段が下がるとは思っていないから」「家賃の値下げ交渉ができるなんて知らなかった」「値下げをして、その後の人間関係が気まずくなったら、困る」など、交渉で家賃を値下げしてくれる可能性は低いと感じていること、交渉が元でトラブルが起こることを恐れる意見が上げられた。
また、「稼ぐ額に応じて、賃料の高い(今よりも条件のいい)部屋に住みたいか」という質問に対し、「住みたい」と回答したのは男性35%、女性31%、「住みたくない」は男性37%、女性45%、「どちらでもいい」が男性28%、女性24%と、男女とも「住みたくない」と回答する割合が多い結果に。その理由は、「将来の備えて貯蓄をしたい」(男性)、「給料がアップしたらほかのいろいろなことに使いたい」(男性)、「安い部屋で貯金をしたい」(女性)、「ほかのことに使いたい」(女性)と、部屋のグレードアップよりも、貯金やほかのことに回したいという意見が多く見受けられた。
そのほか、家賃の滞納経験については「ある」が14%、「ない」が86%、給料の3分の1の家賃を意識して部屋を探しているかどうかについては、「している」が74%。「していない」が26%であった。