
「渋谷駅南街区プロジェクト」完成予想パース
東京急行電鉄(株)は、旧東横線「渋谷」駅のホーム・路線跡地とその周辺敷地の再開発「渋谷駅南街区プロジェクト」の工事に本格着手する。
同プロジェクトは、延床面積11万6,300平方メートル、地上35階地下4階建ての複合施設を建設するもの。高層部には、貸床面積約4万5,000平方メートルのハイグレードオフィス、中層部には(株)東急ホテルズによる約180室のホテル、低層部には飲食店を主とした店舗面積約3,000平方メートルの商業施設、情報発信機能を備えたホールなどを配置する。
国道246号を跨ぐ旧東横線の高架線路を生かした歩行デッキや、地下2階から地上2階にわたる立体広場空間(アーバンコア)なども整備。東急線、東京メトロ線、JR線の各線と接続することで、国道246号で分断された渋谷のまちをつなぎ、新しい人の流れを創出する。
また東京都および渋谷区などとの連携により、渋谷川の清流復活水を活用した「壁泉」による潤いのある水辺空間や、約600mにわたる緑の遊歩道を整備。代官山方面へとまちの賑わいをつなげる緑と水のネットワークを形成する。
工期は2018年夏頃まで、開業は同年秋頃の予定。