(株)東京カンテイは7日、2015年6月の主要都市圏・主要都市別の新築狭小一戸建て住宅平均価格動向をまとめた。調査対象は、敷地面積50平方メートル以上100平方メートル未満、最寄駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造、土地・建物共に所有権。
首都圏の新築狭小戸建ての平均価格は3,796万円(前月比1.6%下落)と3ヵ月ぶりの下落。敷地面積100平方メートル以上300平方メートル未満の新築戸建ての平均価格3,350万円より13.3%高額となっている。東京都が4,583万円(同2.5%下落)、神奈川県は3,683万円(同2.3%下落)、千葉県は3,147万円(同0.4%上昇)、埼玉県は3,056万円(同2.5%下落)。いずれの都県も敷地面積100平方メートル以上300平方メートル未満より高額となった。
近畿圏の平均価格は、2,983万円(同1.2%下落)となり、首都圏のように狭小戸建ての方が高額という現象はみられない。大阪府が2,885万円(同2.0%下落)、兵庫県が3,310万円(同0.4%上昇)、京都府は3,043万円(同1.6%下落)。
中部圏の平均価格は3,156万円(同4.6%上昇)、愛知県は3,197万円(同3.5%上昇)となり、いずれも敷地面積が広い戸建てより高額となっている。
主要都市別では、東京23区が5,161万円(同1.1%下落)、東京都下が3,773万円(同0.9%下落)。横浜市が3,852万円(同増減なし)、大阪市は3,340万円(同0.6%上昇)、神戸市は3,471万円(同1.5%上昇)、京都市が3,221万円(同0.7%下落)、名古屋市が3,394万円(同2.6%上昇)。