国土交通省は30日、2014年度上半期の建築物リフォーム・リニューアル調査の結果を公表した。14年4月1日〜9月30日に元請として受注した工事を対象に受注高や各月最初に受注した工事2件の内容を、建設会社に聞いた。
調査期間中の建築物リフォーム・リニューアル工事受注高は5兆1,111億円(前年同期比12.1%減)と2ケタ減。住宅は1兆9,888億円(同11.5%減)、非住宅は3兆1,244億円(同12.4%減)と、共に大きく減少した。
住宅リニューアル工事の受注件数は252万4,971件(同11.9%増)。「主たる目的」は、「劣化や壊れた部位の更新・修復」が168万4,868件(同6.3%増)とトップ。
また、「省エネルギー対策」22万6,913件(同48.4%増)、「防災・防犯・安全性向上」9万5,134件(同33.9%増)、「用途変更」2万4,834件(同70.3%増)などの増加幅が大きく、関心が高まっている様子が伺えた。