(OVO オーヴォより)

最近、愛する人にそれを言葉で伝えたのはいつ? 今朝出かける時? 昨日寝る前? それとも、いつだろう、と記憶をたどっているだろうか。愛を言葉にするのが苦手といわれる日本人。だが、言葉にして伝えることで、それを受け取った人の体温は平均で0.8℃も上がるという実証実験結果がある。パナソニックがその動画「LOVE THERMO #愛してるで暖めよう」を公開した。
実験に参加したのは、6組の家族。家族のうち一人は仕掛け人だ。室温が20度に保たれた部屋の中で、目の前の家族への感謝の気持ちや、愛の言葉を記した手紙を読み上げ、プレゼントを渡すというサプライズを行った。一連のやり取りの間、高性能なサーモパイル赤外線センサーが、体温(鼻頭を中心とした付近)の変化をリアルタイムに測定。感謝の気持ちや愛の言葉を伝えられた被験者の体温は、平均約0.8℃も上昇した。
心と体温の関係について研究する広島国際大学 医療栄養学部の高尾文子氏は、「体がリラックスしている状態では、副交感神経が働き、毛細血管も拡張して、血のめぐりが良くなり、手足の体温が上昇する」とし、家族からの愛情を被験者が感じた時、「副交感神経が働くことで、末梢体温が上がることは十分考えられること」と説明する。
「本当の幸せは、こういう何でもない毎日の時間が過ごせることだと思うんだ」、と言う夫。不穏な空気がまん延する世界、“平凡”でいられることの幸せを感じることができたなら、今日にでも言葉にして、伝えてみよう。比喩ではなく、愛は人を暖めるのだから。
▼[動画] LOVE THERMO #愛してるで暖めよう