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GWに車でお出かけの人は必読!  渋滞時の車内では知らぬ間に水分失うリスク大

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(OVO オーヴォより)

大型連休に渋滞は付き物。ウキウキ気分をイライラ気分に変えないためにも、お出かけ前には渋滞へのしっかりとした備えが必要だ。特に見落としがちなのが、ドライブ中、渋滞に巻き込まれた際の「脱水症」への対策。備えあれば憂いなし。専門家のアドバイスを参考に対策を立てれば、GW中のドライブは快適だ。

「日中の渋滞時の車内では、本人が思っている以上に水分が失われている」。兵庫医科大学小児科学教授で医学博士の服部益治氏は、本人が水分を失っていることに気付かない、こうした「かくれ脱水」に警鐘を鳴らす。

なぜ気付かないのか。服部氏によると、エアコン使用に伴う車内の乾燥が関係している。

強い日差しが照り付けるこの季節。車のクーラーをガンガンに効かすので、車内は非常に乾燥する。一方、渋滞時に車内に閉じ込められたドライバーらは、前後左右の窓から日差しを浴び続けて汗をかくが、車内が乾燥しているので、汗はすぐ蒸発してしまう。このため、汗をかいた自覚が薄く、脱水の危険信号を見逃してしまう、というわけだ。

普通の生活環境で、大人(体重60キロ)が1日に失う水分は、およそ1リットル。汗のほか、呼吸などを通じても水分は失われるという。渋滞時の車内は、水分を失うリスクが高まる上、その自覚もしにくいというから、あらかじめ、予防策を決めておきことが大事だ。

服部氏が勧める予防策は、1〜2時間に1回15分の休憩と、休憩時の水分補給(100〜200ミリ)、車内空気の入れ替え、軽い運動。飲み物は、利尿を促進するアルコール類は避け、麦茶などノンカフェイン飲料が好ましい、とする。

日差し対策としては、車の窓に張って暑さを和らげる「カーフィルム」の活用や、脱水症状を起こしやすい子どもや高齢者を、直射日光に当たりにくい席に移すことなどを挙げている。詳しい対策は、教えて!「かくれ脱水」委員会(http://kakuredassui.jp/findout5)へ。

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