(OVO オーヴォより)
断っておくが、これは真面目なマーケティングセミナーだ。女装することで、女性目線や女性ならではの不便、“オトメゴコロ”を体感し、女性向けのマーケティング力を学ぶ「オクゴエ！」( http://okugoe.com/)主催の「女装マーケティングセミナー」が、20日開かれる。経営者、コンサルタント、ビジネスマンなどの受講生が、女装メイクにチャレンジし、女装のままマーケティングも学ぶ。前回の開催では、自分でアイライン、つけまつ毛、チークなど、参加者は初めてのメイクを2時間かけてようやく完成させたのだそうだ。
確かに、需要を探るなら実際にそれを必要とする人々の立場で行動してみる必要がある。子育ても親の介護も妻任せの男性が論じる教育や高齢者問題の中には、笑えるような机上の空論があるし、「これは男性が書いてるよね」っていう“分かってない”女性誌の記事も見かける。内閣府の「男女共同参画白書」では、日常的な買物についての決定権は「妻」が74.2％を握っているにもかかわらず、商品・サービスを提供する企業側の意思決定権者に女性は格段に少ないのが現状だ。
「女装」と聞いて嫌悪感や無関心を抱くのではなく、実際に体験することで資質や経験値を高める、好奇心旺盛で、未経験の分野にもチャレンジできる、そんな柔軟な思考の経営者を育てるのが目標だそうだ。２時間かけてメイクしてみた「彼ら」の女性に対する理解は、間違いなく進むはず！
女装マーケティングセミナー申込みフォーム：http://okugoe.com/josou/form.html
