豆腐店が多いのどこ? 神社仏閣と深〜い関係

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(OVO オーヴォより)

「豆腐店」の登録件数による偏差値の都道府県ランキング(2015年)

ニッポンの伝統的な健康食品で、バラエティーもレシピも豊富。そんな豆腐を「お豆腐屋さん」で買っている、という人はどれくらいいるだろう? NTTタウンページが豆腐店の登録件数を調べたところ、人口約10万人当たりで一番多かったのは福井県(10.76件)だった。

福井県は、仏教と食文化が密接につながった場所。たとえば木綿豆腐を約30分かけて揚げ、表面がこんがりきつね色になった厚みのある油揚げは、浄土真宗の宗祖、親鸞上人の祥月命日にあたる日に振る舞ったことから、一般の食卓にもよく登場するようになったそうだ。2012〜14年の総務省の家計調査によると、福井市の油揚げ・がんもどきのふたり以上の世帯での消費金額は全国1位で、全国平均の約2倍に当たる5,985円だった。

2位は山形県。修験道でおなじみの出羽三山があり、豆腐に塩を塗って固めた六浄豆腐が知られている。3位は島根県。出雲地方では、豆腐の「腐」の字は神々が宿る地にはふさわしくないことから、今でも「豆富」の文字を当てているところがあるそうだ。

全体では、豆腐店の登録はこの10年で10,537件から5,695件へ減少。スーパーで買う人が増えたり、原料大豆の値上がりにより利益が上がらなくなっていることが原因といえそうだ。

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