(OVO オーヴォより)

ポイントを貯めて“賢い買い物”を心掛けている人が多いと思うが、その実態について、「モバイルリサーチ」を展開するネットエイジア(東京)が「ポイント活用に関する調査」を実施した。回答したのは20歳〜39歳のビジネスウーマン(アルバイト・パートを除く女性有職者)2,000人。
はじめに、「最も利用しているポイントサービス」を複数回答形式で聞いたところ、一番多かったのは「Tポイント」(70.9%)。前回調査(2015年2月)に続きトップの座を守った。以下、「Ponta」(62.8%)、「楽天スーパーポイント」(49.2%)と続き、共通ポイント系・オンライン通販系のポイントサービスが人気となっている。電子マネー系では4位に「WAONポイント」(32.7%)、5位に「nanacoポイント」(30.8%)が入ったが、交通系ICカード、携帯キャリア系、家電量販店系は、ビジネスウーマンの間では劣勢となった。
調査の結果をみると、やはり“貯めやすさ”がそのまま人気に繋がっているようだ。貯めやすさ満足度が最も高かったポイントサービスは、利用者でもトップだった「Tポイント」(74.5%)、以下、「楽天スーパーポイント」(71.9%)、「WAONポイント」(60.8%)、「nanacoポイント」(58.0%)、「Ponta」(56.5%)の順となっている。
ビジネスウーマンは“自分磨き”にかけるお金も多く、そこでも当然のことながらポイントサービスを活用しそうだが、その代表例となる“美容院”などでの貯めやすさを聞いたら、満足度が最も高かったのは、総合で11位だった「リクルートポイント」(67.2%)だった。総合1位の「Tポイント」(17.0%)に圧倒的な差をつけており、美容院・サロン予約サイト“ホットペッパービューティー”でポイントを貯められることが、この分野で評価された理由のようだ。
さて、ポイントは貯めるだけでなく使ってこそ価値のあるもの。実際にやったことのあるポイントの利用方法を聞いたところ、「支払いに使う」とした人が70.4%でダントツだった。以下、「キャッシュバック」(26.8%)、「ポイントプログラム内のグッズ・商品と交換」(25.1%)と続いたが、やってみたいポイントの利用方法では、最も高いのは「支払いに使う」(70.5%)ながら、「キャッシュバック」の比率が54.5%まで上昇。そのほか、「特典航空券(無料航空券)と交換」も26.2%に達するなど、キャッシュバックや特典航空券との交換を目標としている人が多いことがうかがえる。