(OVO オーヴォより)

冬の味覚といえば、なんといっても「牡蠣」。カニもいいけど牡蠣もいい。生で食べても、焼いても、鍋にしても、牡蠣のおいしさったら、これまた格別。
そんな牡蠣とニュージーランド産牛の塊肉(かたまりにく)を自分で焼いて食べられるお店があるという情報をゲットした当編集部はそれらを喰らうべく、さっそく現地に向かった。
JR新宿駅から3分ほど歩くと、そこは都会のほっとオアシス「思い出横丁」。
細い路地を抜けて到着したのは、昨年12月にオープンした「BBQ(バーベキュー)フェスタ」。総席数50席(テーブル席33席、カウンター席17席)、牡蠣小屋の雰囲気も味わえる居酒屋風のつくりである。同店のシステムは、食べたい食材・飲み物をショーケースから選んで、レジでお会計後、各自のテーブルでLet’s Enjoy BBQ!というもの。このお買い物システムに超わくわく!
2月1日から29日まで「3種のフォンデュソースで楽しむガンガン焼きフェスタ」として、「牡蠣のガンガン焼き特別セット」を登場させるそう。
まず、「ガンガン」ってなんじゃい?ということで、オーナーの大橋さんに聞いてみた。一説によると、ブリキ缶のことを「ガン」と呼ぶほか、漁師さんの間でガンガン=どんどん食べるということから「ガンガン焼き」と言うんだとか。ブリキ缶に殻付きの牡蠣をそのまま入れて、お酒で蒸し焼きにして食べるというのが由来らしい。
今回の限定メニューでは、殻付き牡蠣を白ワインで蒸し焼きにして、溶かしたチーズ(チーズフォンデュ)をはじめ、チリソース、アンチョビにんにくクリームソースの3種類のオリジナルのソースで “牡蠣のフォンデュ”を楽しめる。
▼さっそく牡蠣のフォンデュを喰らう
使っている牡蠣は、瀬戸内のミネラル豊富な海水で育った広島産の殻付き牡蠣。
蒸し焼きにすると、牡蠣の身がぷっくり、ぷりぷりに変身。そこから立ち上る湯気と、ふんわりと漂う磯の香りが食欲を“カキ”立てます。
★溶かしチーズとの出会いで絶品に
何もつけないで食べても旨味たっぷりで美味しいけど、絶品なのが溶かしたチーズとの出会い。チーズのトロトロ感と牡蠣のぷりぷり感が一緒になると、“トロぷり感”とでも言うべきまったく新しい食感。濃厚なチーズに、牡蠣のスープ(汁)が口の中で一体となってできるのは、高級な海鮮グラタン?
今回は海老・野菜・パンがセットになった「フォンデュセット」もあるので、パンに載っけて食べたらなお、うまっ?
★チリソースで食べると甘さ倍増!そしてアンチョビは塩辛さがアクセントに
もちろん、「チリソース」や「アンチョビにんにくクリームソース」もおススメ。牡蠣をチリソースで食べるなんて思いつかなかったけど、食べてみると、ピリ辛のソースが牡蠣の甘みを倍増させることに驚き。
そして、もっと驚くのが「アンチョビにんにくクリームソース」。アンチョビの塩辛さがアクセントになって、ニンニクの風味が食欲を掻き立てる感じ。
蒸し焼きをそのまま食べてもおいしいけど、チーズの濃厚さやチリソースのピリ辛のパンチ力、アンチョビの塩辛さのアクセントなど、変化をつけることによって、いくらでも喰らいつける。これにレギュラーメニューの生牡蠣も加えれば、まさに最強の牡蠣のオンパレード!
そして、同店のもう一つのウリである、ニュージーランド産牧草牛フィレ“塊肉”も外せないところ。
▼たっぷりの厚みで幸せ!!
ニュージーランド産牧草牛の特長「低カロリー」「低脂肪」「低悪玉コレステロール」ということで、“肉食系”女子には嬉しいことだらけ!専用のタレ、塩コショウなど、好みのソースでいただきます!
とっても柔らかくて肉汁が口の中にじゅわ〜っと広がり、クセのない甘みたっぷりのお肉。脂っこさはなく、さっぱりしているので、何も付けずに食べるのも良し、塩こしょうも良しですが、個人的にはわさび醤油で食べるのがオススメ。
▼その他グランドメニューも豊富!
左上:ニュージーランド牧草牛切り落としひつまぶしはカツオだしをかけていただく。
左下:「広島産牡蠣のアヒージョ」「ズワイ蟹のアヒージョ」「ズワイ蟹グラタン」はそのままでも、パンにつけて食べてもgood!
右上:「鴨のフォアグラ(バルサミコソース)」も販売されているので、on the 肉の塊“ロッシーニ風”に!
右下:「苺のティラミス」で〆る?
今回は、牡蠣のフォンデュに密着した。牡蠣の殻を開けると中に蟹の親子が入っていることを発見し、「あ〜、牡蠣もカニも同じ海に共存しているんだ」なんて思ったけど、牡蠣の美味しさの前にはそんな感慨も雲散霧消!
牡蠣のぷっくりとした姿にレモンをかければ、それだけで胃袋で海を感じたし、チーズやチリ、アンチョビなどのソースに絡めれば、新しい牡蠣の味わいが楽しめた。当編集部も、牡蠣の蒸し焼きにハマるかも。牡蠣とお肉の良いとこどりのお店に出会えてよかった?