人間の身体を使った一番美しい楽器!? 口笛奏者、柴田晶子のアルバムが配信開始

この「記事」が気に入ったらみんなにシェアしよう!

みんなにシェアしよう!

(OVO オーヴォより)

Akiko Shibata × REALBOOK「Anemos」

口笛。誰もが音を出すぐらいのことはできるだろう。ところが、国際口笛コンクールにおいて、2010年(中国)、12年(アメリカ)の2度、女性成人部門で総合優勝、14年に日本で行われた大会では審査員を務めた女性がいる。

柴田晶子、秋田県出身のプロの口笛奏者だ。3オクターブという広い音域で、バイオリンやフルートのために作曲された複雑なクラシックのメロディーを、自らの肉体を楽器と化して演奏する。日本テレビの「嵐にしやがれ」で口笛講師としても出演したことがあるので、ご覧になった方も多いかもしれない。

その柴田晶子がAkiko Shibata × REALBOOK名義で昨年リリースしたアルバム「Anemos(アネモス)」がポニーキャニオンから配信されている。ツアーやレコーディングでも息の合った演奏を聴かせるキーボード松田光弘のユニット、REALBOOKをバックに、ポップなナンバーからしっとりとしたバラードまで、収録されている松田のオリジナル10曲は、口笛が人間の身体から直接発音する最強で一番美しい楽器であることをあらためて思わずにはいられない。

「Anemos(アネモス)」は古代ギリシャ語で「風」の意味だという。ピアノ、バイオリンやギター、パーカッションなどとの軽やかなアンサンブルは、まさにさわやかな「風」のように流れ、澄んだ空気のように体に浸み込んでくる。音源はスマホで手軽にダウンロードできるから、まずは試しに聴いてみてはいかがだろうか。

この「記事」が気に入ったら
みんなにシェアしよう!

MATOME