(Jタウンネットより)
[どさんこワイド – 札幌テレビ]2014年6月11日の放送では、今注目を集めているあるマンガが紹介されました。
街の観光をPRするには、イベントであったり、ご当地グルメであったり様々な方法がありますが、今、新たな取り組みとして注目されているのがマンガ。
その今注目のマンガのタイトルは『札幌乙女ごはん。』。面白くて、情報満載、しかも、お得なサービス付きです。
この『札幌乙女ごはん。』に登場する主人公は、札幌に住む独身OL。恋や仕事に奮闘する日常がコメディタッチで描かれています。ストーリーの中にはテレビ塔、時計台といった観光スポットや実際にある人気のラーメン店など、街の飲食店も登場するので、マンガのストーリーを楽しみながらお店の情報も知ることができるというわけです。去年(2013年)の11月に第1弾が発売され、1冊108円という安さも加わり話題を集め、先月(5月)29日に第2弾が発売されました。
売れ行きを書店の方にうかがうと「発売当初から問い合わせが多く、一時は完売し、何回か追加をかけて販売した」ということでした。
このマンガを仕掛けたのは出版社ではなく、札幌の商工会議所。「マンガの文化をうまく活用してマチおこしできないかと進めた」といい、「東京を中心とした人たちが北海道に来たときに、この本に載っている実在するお店をまわってほしい」というのが最大の狙いだそうです。
初めて札幌を訪れた人でもお店の場所や観光名所が分かるように地図も載っています。
しかし、情報だけではありません。本に登場するお店の、お得なクーポンも付いているのです。
そっくりに描かれている人物にも注目
この『札幌乙女ごはん。』に描かれている『生ラムジンギスカン 山小屋』(中央区南4西4)のご主人にこのマンガの影響をうかがってみると、「これ(マンガ本)を持って若い女の子が来るのには驚いた」といい、「私も描かれているので『あ~大将だ』といわれる」とも話していました。
ちなみに、こちらのお店でマンガ本のクーポンを使うと、ドリンクが1杯無料になる特典がついています。
このマンガは、ストーリーを大切にしているそうで、紹介されるお店もストーリーと合っているという部分も見どころです。第3弾は夏ごろ発売の予定ということでした。
観光客だけではなく、地元民でもお店の開拓に使えそうです。また、行ったことがあっても、マンガに書かれている情報や絵のそっくりさを確かめに行くなんて使い方もできそうですね。マンガで札幌を盛り上げる試みのこれからにも注目していきたいです。(ライター:北海道saki)