（Ｊタウンネットより）
2017年2月17日、気象庁は関東地方で春一番が吹いたと発表した。最大瞬間風速は、東京都心で18メートルを記録した。また各地で気温も上昇し、東京都心では午後1時に20度を超えた。春がやって来た！？
「浜離宮では菜の花も咲いている」と聞いて、Jタウンネット編集部は早速出かけることにした。「ランチタイムにちょっと浜離宮へ」と飛び出した記者は、一目散に浜離宮に向かう。
そこで、見たものは……？
菜の花、紅梅、野鳥の鳴き声……
「浜離宮恩賜庭園」内のお花畑は、菜の花が満開（写真はJタウンネット編集部撮影）
徳川将軍家の庭園として「浜御殿」と呼ばれ、明治維新後に「浜離宮」と名称を変えたこの庭園は、1952年、国の特別名勝、特別史跡に指定されている。現在の名称は「浜離宮恩賜庭園」だ。
大手門から中に入り、お花畑に向かうと、辺り一面、黄色の菜の花であふれていた。春一番の風の影響で菜の花はせわしく揺れているが、かえって花のパワーを感じるような気がする。野鳥の鳴き声も聴こえてくる。
春の訪れを告げる菜の花（写真はJタウンネット編集部撮影）
歩いているだけで、汗ばんできた。マフラーこそ取ってバッグの中にしまいこんだが、コートも要らないと感じた。もうすっかり春の陽気である。花を観に来た人たちの数も多い。カメラをかまえている人も……。テレビ用のカメラも見かけたが、夜のニュースで流れるのだろうか。
ビル街と菜の花畑の対比がおもしろい（写真はJタウンネット編集部撮影）
菜の花畑の中を歩いて、振り返ってみると、正面に大手広告代理店D社のビルがそびえていた。こういう角度から見ることはめったにない。東京のビジネス街の中にある菜の花畑。けっこう貴重な場所かもしれない。
菜の花畑を囲む梅の花も見頃だった（写真はJタウンネット編集部撮影）
菜の花畑を取り囲むように梅の樹が植えられているが、こちらの花も咲いていた。菜の花と紅梅、一緒に味わえるのは、ちょっぴりお得な気分だ。一足先に味わう春、なかなか良いランチタイムだった。
