街のコト

茶摘みって、どんな仕事? 宇治市茶生産組合に聞くと「初めての方も歓迎。ただ…」

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(Jタウンネットより)

夏も近づく八十八夜――。今年も新茶のシーズンになり、各地で「茶摘み」の様子がニュースとして伝えられている。

宇治市白川地区の茶畑。写真はイメージです(Takashi Nishimuraさん撮影、Flickrより)

Tea leaves at Shirakawa, Uji City

つい先日には、ヤンキーが「茶摘みバイト」について和やかに話していた、というツイートも話題になった。とはいえ、「茶摘み」って、いったいどんな仕事だろう? 気になったJタウンネットは、詳しい人を探して、聞いてみることにした。

「1日、2日でギブアップされるのは…」

「お茶摘みさん募集」のチラシ(宇治市茶生産組合公式フェイスブックより)
「お茶摘みさん募集」のチラシ(宇治市茶生産組合公式フェイスブックより)

 

お茶の産地といえば、なにはさておき京都の宇治だろ――といささか強引に推測した上で探してみたら、こんなフェイスブックを発見した。宇治市茶生産組合公式フェイスブックの中で、「お茶摘みさん募集」という記事が、2017年4月17日に投稿されていた。

そこで宇治市茶生産組合に電話で聞いてみることにした。

答えてくれたのは、組合の事務局を兼ねる宇治市農林茶業課の担当者だった。

「宇治茶は1年に1度、茶摘みを行い、手摘みが原則です。お茶摘みさんの募集は、例年4月上旬から中旬に行っています。近頃は、お茶摘みさんの高齢化が進み、各農家さんは人手の確保に苦労されています。(募集チラシで)初めての方も歓迎します、という点を強調したのは、そのためです」と、担当者は語ってくれた。

「ただ一口に茶摘みといっても、摘み方にはいろいろ細かいルールがあり、早急に習得していただかなくてはなりません。摘む姿勢も人によってさまざまですが、傾斜地の場合は高い場所から低い場所へ移動しながら作業を続ける必要があります。作業は朝から夕方まで続きますから、足腰は丈夫な人が良いでしょうね」。

「茶摘みの時期は約1カ月と限られていますから、その間続けてもらえるのが一番ですね。1日、2日でギブアップされるのは……実は、困るんですよ」と担当者。ただし、農家によっては、短期間、週末だけでもOK、相談によって時間調整が可能なところもあるという。報酬も、日給、時間給、出来高給など、農家によって違うとのこと。

「お茶摘みさん募集」の告知が始まってから、1カ月が経過した。「募集は既に締め切っている農家が多いかもしれない」とのことだ。茶摘みの仕事をしたい人は、宇治市役所6階農林茶業課カウンターで募集チラシを入手した上で、裏面に記載された農家へ直接問い合わせるといいだろう。

お茶摘みさん作業風景(宇治市茶生産組合公式フェイスブックより)
お茶摘みさん作業風景(宇治市茶生産組合公式フェイスブックより)

 

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