広島県内に500か所以上! 住民も知らない「どうさん」の正体

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(Jタウンネットより)

2016年6月27日放送の広島ホームテレビ「Jステーション」の「Jステ調査隊」のコーナーでは、三次市に点在する「どうさん」というものについて放送しました。

三次駅(tosimisiさん撮影、flickrより)

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「どうさん」が何かを三次駅前で数人に聞いてみたものの、その存在を知っている三次市民は少ないようです。そこで、観光協会から、どうさんに詳しい山本正克さんを紹介してもらいました。

「お堂さん」が語源?

待ち合わせ場所に指定されたバス停にある小屋で待機していた山本さん。山本さんによると、どうさんは三次だけで200か所ほどあり、広島県内だと500か所以上くらいあるといいます。

そのどうさん、一体何なのかというと、山本さんが待機していたその小屋だというのです。どうさんとは、「お堂さん」からきたと推測され、特徴が、三方または四方が吹き抜けであること、床板が張ってあることだそうです。

どうさんは、地域の住民がつくったお堂群のことで、200か所を超える数が集中することは珍しいといいます。歴史は古く謎も多いですが、その目的は、地域の集会所の役目や、小さなお祭りをする場所、旅人の休憩所、物々交換の場所などに使われていたのではといわれています。

三次では、どうさんを巡りたいという方向けに、厳選した8つのどうさんを巡ることができる「三次お堂巡り御朱印帳」を配布しているということです。

謎も多いどうさんですが、古くから地域住民は「どうさん」と、さん付けをして親しみを込めて呼び、これからもその存在は受け継がれていくのだと思いました。(ライター:わがママ)

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