朝ドラにも出てきた「鳴き砂」 どうして音がする?

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(Jタウンネットより)

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年6月8日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「鳴き砂はなぜ音がする?」のかという話題がのぼっていました。

NHK朝ドラ「まれ」でも有名になった「鳴き砂」。輪島市門前町の琴ヶ浜は鳴き砂の浜として全国的にも有名です。

普通の砂は鳴かない(画像はイメージ)
普通の砂は鳴かない(画像はイメージ)

地形の偶然で…

しかし、実際に琴ヶ浜に行っても砂が鳴きません。実は歩き方にコツがあり蹴り込むようにして歩くと音が鳴るのです。

金沢市の県立自然史資料館は、琴ヶ浜の鳴き砂を体験することもできる施設で、その職員の話によると、砂は岩石のくずや鉱物の集まりで、琴ヶ浜の砂は石英という鉱物が70%以上含まれているのが特徴だそうです。

石英は非常に硬い鉱物で、摩擦でこすれあうと音がします。実は水晶と同じもので、水晶の粉が琴ヶ浜に散らばっているイメージなのです。

しかし、ゴミや水を少し入れると摩擦が弱くなり鳴らなくなったりして、少しの汚れにも敏感だそうです。

なぜ琴ヶ浜に鳴き砂が集まるのかというと、昔は南からの海流で運ばれてくると思われていましたが、琴ヶ浜に流れている仁岸川の上流に石英をたくさん含む花崗岩があり、それが川に流され丸みを帯びて運ばれてくることが分かりました。

摩擦音がでるのにピッタリな条件がそろい、鳴き砂が出来上がっているのですね。(ライター:りえ160)

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