金沢の消防団員が披露する「加賀鳶」 ホントは江戸生まれだった?

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(Jタウンネットより)

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年6月1日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、加賀鳶の話題がのぼっていました。

金沢名物の「加賀鳶」(tsudaさん撮影、flickrより)

Kaga-tobi@Nishi-chayagai

初夏の風物詩である金沢百万石まつり。そのみどころの一つが加賀鳶はしごのぼりです。幼い頃、真似した記憶のある人も多いのではないでしょうか?

高所の恐怖を克服するため

金沢百万石まつりでは、約500人の金沢市の消防団員によって10本のはしごが出され華麗な演技を披露する加賀鳶。

加賀鳶は、300年ほど前の江戸時代、江戸の加賀藩邸で高いところで作業のできるとび職を火消しとして雇い、その火消したちが始めました。ですので、加賀ではなく江戸発祥なのです。

なぜとび職が火消しなのかというと、昔はホースがなく鳶口で家を壊して火を防いでいて、また上に登って火災状況を見ていたため、家に登ることのできる鳶が火消しだったのです。

加賀鳶は、高いところを克服するための訓練として始められました。言わば度胸試しです。そして、明治に入って江戸の加賀鳶38名が金沢に移り住み、金沢にも広まりました。

現在では、威勢の良さでも人気があり、金沢の消防団イコール加賀鳶というイメージが定着していますが、江戸発祥とは知りませんでしたよね。(ライター:りえ160)

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