輪島の絶景「白米千枚田」はいかに生まれたか

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(Jタウンネットより)

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年5月25日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「白米千枚田はなぜ海岸ギリギリのところにあるの?」という疑問について調べていました。

輪島市白米町にある千枚田は、毎年5月に田植えが行われ、今年も稲がなびいています。そして近づいてみると意外と急斜面、水田の形もバラバラです。全部で1004枚の水田がありやっぱり「千枚だ!」ということです。

塩田の跡地を水田に

以前は、白米町で千枚田を管理している農家は18軒あったのですが、現在は1軒だけで田中さんという方のみ。田中さんだけで200枚を管理しており、そのほかは輪島市やJAが管理したり、オーナー田という制度で貸出しています。

そして、水田は海岸線ギリギリまであり、急斜面で高低差は56m。実にビル19階に相当します。

当時は、場所があれば水田にしなければいけない時代でした。もともと平地が少なく水のひける場所が海岸沿いの急な傾斜地しかなく、しかしその場所は水田に適した土だったのです。

また、米だけではなく、揚げ浜式の塩を作っており塩田があったのですが、塩づくりが衰退してからは、水田へと変わっていきました。こうして海岸ギリギリまで水田ができていったのです。

しかし、目の下の棚田と海が広がる景観の素晴らしさはどこにも負けない貴重な文化財となったのです。

これからも守り続けたい景色ですね。(ライター:りえ160)

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