京大総合博物館「ねむり展」で、人間の眠りの「多様さ」を感じる

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(Jタウンネットより)

[ちちんぷいぷい‐毎日放送]2016年5月18日放送で、京都大学総合博物館で開催中の「ねむり展―眠れるものの文化誌―」(6月26日まで)が紹介されました。

世界中の睡眠を研究している京都大学アフリカ地域研究資料センター教授・NPO法人睡眠文化研究会理事の重田眞義教授は「眠りの理想形に合わせなければと思い込んでいる人が多い。人間の眠りがいかに多様かということを感じてもらいたい」と、語りました。

人類進化ベッド
人類進化ベッド

注目すべきは初展示の「人類進化ベッド」。京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科の座馬耕一郎研究員が、アフリカのチンパンジーが木の上に作ったベッドに寝て、あまりの心地よさに感動し寝具メーカーと開発したものです。

高さ45?、1.6m×1.2mの楕円形で中心が少し窪んだ形状。腰を下ろすとベッドが迎えに来てくれるようなフィット感があり、ゆりかごのように揺れて心地よい寝心地だそうです。

「人類進化ベッド」は体験できませんが、様々な民族の寝具を見たり、定刻起床装置による目覚めを体験できたりと、眠りと目覚めは何かを考える内容になっています。

眠らなければいけないという固定観念を捨てれば、自分なりの眠りの基準が見えてくるかもしれません。生きていく上で欠かせない睡眠を見直すきっかけになりそうです。(ライター:青空繭子)

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