(Jタウンネットより)
[ドデスカ!-名古屋テレビ]2016年5月6日放送で竹島で急増している被害を紹介していました。
食べ物を一瞬で奪い去っていく…
観光客で賑わう、愛知県蒲郡市の竹島。最近は竹島水族館の人気が高く、多くの観光客が訪れているのですが……。そんな人たちを脅かす事案が、発生しているとのこと。
空を見上げると、鳥の大群が。一瞬で観光客の手から、食べ物を奪います。その正体は、トンビ。正式名称をトビと言います。
最近竹島では、食べ物をトビに奪われる被害が続出。
ボランティアでパトロールをしている、TCC竹島クラフトセンターの鈴木敏泰さんに同行すると、早速パンを奪われた子供がいました。
観光客の数が増えたことで問題化
なぜ観光客の食べ物を狙うのか、鈴木さんに伺ってみると「来客数が増え、食事をする場面も増えてきました。その中でエサを撒いたりすることで、人の手にあるものは食べても良いと学習してしまう」とのことで。
竹島ではこのような被害を防ぐため、トビへのエサやりを禁止する看板などを設置し、注意を促しています。
しかしエサをやる人が絶たないなど、マナー違反をしている自覚のない人も多いようで、鈴木さんのパトロールは続きます。
この3月から4月にかけて、トビによって子供が怪我をする被害がすでに2件発生しているとのこと。
公益財団法人鳥類研究所の岩見恭子さんによると、トビから身を守るためには、食事をする時パラソルなどで食べ物を見せない工夫が重要だとのことです。
竹島だけではなく、各地で起こっている被害のようです。鋭いツメで怪我をすることもあるそうなので、気を付けてください。(ライター:神谷祐美)