ホープ軒、うまいよな!→東京人「ああ、吉祥寺のね」 関西人「希望軒のことやろ?」→「「ん?」」

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(Jタウンネットより)

東京・吉祥寺のラーメン店「ホープ軒」。屋台から始まり、東京とんこつラーメンの草分けとして名をはせ、千駄ヶ谷などに同根の店舗がある人気店だ。

おーぷん2ちゃんねるに2016年2月15日、「チェーン店最強ラーメン→ホープ軒、うどん→丸亀製麺」なるスレッドが立った。東京出身の記者は「やっぱりホープ軒がベストだよなあ」とうなっていたのだが、読み進めるうちに疑問が浮かんでくる。

「>>1 の言ってる『ホープ軒』って、俺の知ってるホープ軒じゃない……」

じゃあ、このホープ軒って、一体なんなんだ? ちょうどラーメンを食べたいタイミングだったので、調べてみることにした。

「希望軒」東京には1店舗のみ

「希望軒」看板
「希望軒」看板

先のスレで「最強」とされていたのは、CSコンサルティングが大阪・兵庫を中心に展開する「希望軒」(1991年創業)だ。調べてみると、現在の読み方は「きぼうけん」だが「ホープ軒」と読ませていた時代があったようだ。

一方、東京の「ホープ軒本舗」は、1938年の創業。店名は「貧乏軒」や「ホームラン軒」などと変遷しているが、「ホープ軒」と名乗ったのは1991年より前となる。

「希望軒」新宿三丁目店
「希望軒」新宿三丁目店

歴史をおさらいした所で、実際に「希望軒」を食べてみようと思い、都内唯一の店舗である新宿三丁目店を訪れた。頼むのは「とんこつラーメン」(780円)。ここでは「ごま味噌ラーメン」(780円)とともに看板メニューらしい。

とんこつラーメン
とんこつラーメン

「希望軒」では無料トッピングが充実していて、生ニンニク、ニラキムチに加え、焼きノリが入れ放題。対する「本舗」は、ニンニクやノリは追加料金でトッピングすることになる。なお「本舗」にニラキムチは存在しないが、唐辛子にカキ油を加えた「唐華(とうか)」なら無料でかけ放題だ。

本舗(以下、吉祥寺店の場合)のメニューは、ラーメン(650円)とチャーシューメン(900円)のみ。あとは、もやしやニンニク、味付たまごなど(各50円)のトッピングだけなのと比べると、「希望軒」の方がバリエーションは多い。

替え玉無料券をもらった
替え玉無料券をもらった

「ホープ」をめぐるとんこつ論争。さらに混乱することに、関東には「野方ホープ」なるチェーン店(1988年創業)もある。こちらも当然おいしいのだが、あまりにホープだらけだと、夢も希望もなくなってしまう気もする。

こちらが吉祥寺の「ホープ軒本舗」。久々に食べても、やっぱりウマかった。
こちらが吉祥寺の「ホープ軒本舗」。久々に食べても、やっぱりウマかった。

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