(Jタウンネットより)
[めんたいワイド- 福岡放送] 2016年1月12日放送の「特報THEスライドショー」のコーナーで、学生の朝食欠食率について調査をしました。
福岡県内のある公立中学校で今年度から週に2回、希望する生徒に朝食を提供することを始めました。
学校側が朝食提供を始めた理由として校長は「子供の頃、朝食を食べない習慣があると大人になった時、その習慣が子供などに引き継がれてしまう」と感じたことからだそう。
提供するものはパンやバナナといった軽食で、パンや牛乳は地元生協から、バナナはNPO法人を通じ輸入業者から譲り受けたものを提供しています。
この商品、安全なのに廃棄されてしまう食品を利用しているので無料で提供できるようになっています。
この中学校の朝食の欠食率は2割程で、時間がなくて食べられないという子供だけではなく家庭の事情で食べられないという子供いるそうです。
国でも朝食を摂るよう推進、朝食を摂った方がいい理由とは
何故、朝食を摂った方がいいと言われているのでしょうか。それは学力や体力で比較すると、朝食を摂っている方が成績が良いとされているからです。
中学3年生で国語の正解率は食べている人は81.1%、食べていない人は69.0%、数学も食べている人は70.1%、食べていない人は50.4%とかなりの差がついています。体力も同じく食べている方が約1.5倍パワーが出るとされています。
これを受けて福岡市では、2010年から福岡大学が朝食を100円で提供(5日間限定を年に5回程度実施)を始めました。
2013年からは福岡市でも毎年春に朝食イベントを開催するようになりました。この期間は出社前の会社員やOLさんもカフェで朝食を食べる姿をよく見かけるようです。
ゆっくり寝ていたいとつい朝食って抜いてしまいますが、学力などにここまで差があるとは知りませんでした。いくら眠たくても朝はしっかりと食べないといけませんね。(ライター:ぴよこ)