(Jタウンネットより)
[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年1月5日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、金沢には「丘」がつく名前の高校が多い理由について調べていました。
桜丘に、辰巳丘、錦丘、泉丘と確かに4つも「丘」がつく高校があります。ただ単に丘の上にあるとからなのでしょうか?
丘の上にない意外な事実が明らかに
まず、桜丘高校。桜丘高校があるのは児安丘の上、春になると桜が咲き誇る丘に学校があるところから命名されました。
次に、辰巳丘。辰巳丘高校は、館山丘陵に学校があり、辰巳用水が流れていることから、その名が名付けられました。
たしかにこの二つは丘の上に建っています。
しかし次の錦丘。錦丘高校は丘どころか町のど真ん中にありました。前身の金沢第二中学校の校歌の一節「紫錦ヶ陵(にしきがおか)の学窓に」というフレーズがルーツとなっているそうです。
かつての校舎は小立野台地の上にあり、小立野台地は紫錦台(しきんだい)=紫錦ヶ丘と呼ばれていたからなのだそです。ここも丘とルーツがありそうですね。
最後の泉丘。ここも街の真ん中に建てられており、丘とは無縁ですが、金沢第一中学校から移転した際に、周りに「泉」のつく地名が多いことから「泉丘」と名付けられたそうです。
では、なぜ「丘」をつけたのでしょうか?それは「丘」が戦後の流行語で理想やあこがれを意味していたからなのです。
1948年学校改編のあった時期、ラジオドラマで「鐘の鳴る丘」が大流行。「丘」は明るい雰囲気があり皆のあこがれだったそうです。
ほかの高校も、丘の上にあるからだけでなく、当時の流行からもヒントを得て命名されたのでしょうね。(ライター:りえ160)