閉店のときはどうするの?制服は? 福岡・天神地下街の秘密

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(Jタウンネットより)

[めんたいワイド- 福岡放送] 2015年11月10日放送の「Motto!」のコーナーで来年40周年を迎える、天神地下街について調査をしました。

天神地下街(keyakiさん撮影、Flickrより)

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天神地下街が生まれたのは1976年9月。天神地区の交通緩和と都市部の発展のために地下街が作られました。創業時は洋服店や喫茶店など101店舗が営業していました。

その後、2005年に地下鉄七隈線が開業したことで地下街が拡大、今では南北590メートルに152店舗が営業する九州最大級の地下街になりました。

この広い地下街、出入り口が30か所あり、地下街閉店となる深夜0時30分には警備員さん10名程度でこの出入り口のシャッターを5分間で全て閉めてしまうそうです。その間、地下街に誰か残っていないかチェックしたり、酔っ払った人を外に出るよう促したりとかなり大変だそうです。以前は歩いて行っていたそうですが、時間がかるということで自転車で素早く行動をするようになったとか。深夜の警備も自転車で行っているそうです。

40年の節目にニューオープンの店も続々と登場しています。特に人気なのが、「ベイクチーズタルト」(九州初出店)。既にリピーターも多く、毎日行列が絶えないお店です。

もう1店舗が「ルロタンプリュ」(全国初出店)。靴とそれに合わせた小物が揃う店で、コーディネートしたいものがここで揃うと女性に人気のお店です。

知る人ぞ知る天神地下街のプチ情報について調査

天神地下街には知ると面白いものがいくつかあります。その1つが創業当初から飾られているステンドグラスです。いつ見ても綺麗なステンドグラスは地下街に21枚飾られており、フランスで特別に作られたものばかり。お客さんの中には「ステンドグラスを見ると昔を思い出す」という人もいるくらい、親しまれています。

中央広場に設置された「からくり時計」は福岡市が選定した名所になっており、「福岡の残したい音風景」にも選ばれています。からくり時計の前で待ち合わせをしていたという人も多いのではないでしょうか。

意外に知られていないのが、地下街にあるインフォメーションの制服です。流行りを取り入れた制服、実は全て地下街で揃えることができるようになっています。制服というより、今流行りのファッションを教えてくれる「動くマネキン」といった感じですね。今の制服もフェルトの帽子やブーツといった秋から冬に押さえておきたいアイテムを駆使しています。

地下鉄や私鉄とも直結している地下街は、地元の人だけではなく観光客の人も多く訪れているようです。この日もオーストラリアから来た人が「こんなに素晴らしいなんて福岡に住みたい」といろいろと買い物をされていました。

これからまだ新しくお店もオープンする予定ですし、トイレもリニューアルされてホテルのようになっているそうです。デパートなどもいいけれど、地下街をぶらぶらするのも楽しいかもしれませんね。(ライター:ぴよこ)

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