組体操の「ピラミッド」に、福岡の街でも賛否両論続く

この「記事」が気に入ったらみんなにシェアしよう!

みんなにシェアしよう!

(Jタウンネットより)

[めんたいワイド- 福岡放送] 2015年10月6日放送の「特報THEスライドショー」のコーナーで今、問題になっている小中学校での運動会競技について取り上げました。

先月、大阪府八尾市の中学校で運動会の種目の1つである組体操の中の10段ピラミッドが途中で崩壊、6人が重軽傷を負うケガをしました。

これを受けて、大阪市教育委員会は組体操の高さについて制限を設けることにしました。「ピラミッド」については5段まで、起立した状態で行う「タワー」は3段までとし、これについて橋下市長も「制限を設ける必要がある」というコメントを出しています。

福岡市でも昨年、小中学校で行った組体操で8人がケガをしているのですが、福岡市としては制限を設ける予定はないということです。

街の声も賛否両論。安全重視か、それとも鍛錬のためには必要なのか

実際に街の声や組体操経験者、指導者の声を聞いてみると様々でした。

・組体操は運動会の花形競技、できれば続けてほしい
・組体操をやるのはいいが、安全面をしっかりとして欲しい
・子供がケガをしたらと考えると中止にするのが妥当
・組体操は一致団結する気持ちを作る為にやるべき
・自分が子供の頃はケガをしてもやっていたから問題ない
・危険だが、少しは我慢する気持ちを育てるには必要かもしれない

ピラミッドの場合、高さ7メートルを超えると1番下の生徒にかかる負荷は200?以上、これを考えるとまだ体ができていない小中学生には少し負担が大きいのではという声もあります。

今、運動会では騎馬戦や棒倒しといった協議も危ないと中止になっていると聞きます。バトンなども「危険」ということで輪っかのものを使ったりと子供の安全を考慮した運動会になっていて、昔に比べて「戦う」というものではなくなっているような気もします。

しかし危険が伴うものはやはり安全面を考慮して行わなくてはいけないと思います。ちなみに私の時代は騎馬戦などは教師や親(ボランティア)が1騎に1人ついていて、危険と感じられたらすぐに中止をしていたのでケガはほとんどありませんでした。しかし今、教師も不足しているので難しいのかもしれません。(ライター:ぴよこ)

この「記事」が気に入ったら
みんなにシェアしよう!

MATOME