平均74歳! 広島・福山市に誕生、シルバー世代が作った牧場

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(Jタウンネットより)

[Jステーション-広島HOMEテレビ]2015年9月30日放送で、平均年齢74歳のシルバー世代が作った牧場を紹介していました。

福山市神村町の牧場で飼われているのは、和牛の親子と茶色い毛のジャージー牛の合わせて3頭です。1.5ヘクタールの敷地に、放し飼いにされています。現在牧場となっているこの地は、かつては草木の生い茂る耕作放棄地だったのだといいます。

地元の住民が、2011年から、荒れる里山を守り魅力ある故郷を残そうと、牛の放牧を始めました。近所の人も牛の見学に訪れる、憩いの場になっています。

画像はイメージです(Morilさん撮影、Flickrより)

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規則正しさが健康の秘訣!持ちつ持たれつの地域の繋がり

牧場を管理するのは、87歳を筆頭にした、平均年齢74歳の地元の高齢者10人です。牧草が育ちやすいように、日陰を作る木の伐採作業も担います。

牧場内の草だけでは足りないので、牛たちに毎日餌をあげるのは安部輝明さんです。餌時間の午前8時半と、夕方の5時半という規則正しさが、健康の秘訣だといいます。

行政などの支援を受けず、牧場の施設整備や飼料などは、子牛や薪を売って賄っています。最近は機械化が進み、農作業も家ごとの単位ですることが多くなっている中、この牧場を作ったことで、地域のつながりが深まったといいます。

仲間と集うことで情報交換もでき、イノシシ被害の憂さも晴らせます。これが健康の源になっているのだといいます。かつて農村では普通に見られていた牛。ここでは、つながりの薄れ掛けた地域を一つにする救世主になっています。

健康寿命を延ばしたいシルバー世代の活躍が、地域の活性化にも役立っている良い事尽くめの関係性。高齢者の生きがいに繋がるといいですね。(ライター:haruhana)

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