みんなでV8!V8! 塚口サンサン劇場のマッドマックス上映が凄い

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(Jタウンネットより)

[ちちんぷいぷい – 毎日放送] 2015年9月1日放送で、「塚口サンサン劇場の変わった上映会」について取り上げていました。

兵庫県尼崎市の阪急塚口駅前にある「塚口サンサン劇場」は開業62年、大型のシネマコンプレックスとは違ってスクリーンは4つだけ、収容人数も合わせて485人と、どこか懐かしい雰囲気が漂います。

そんな塚口サンサン劇場で8月下旬に行われたイベントが「マッドマックス 怒りのデスロード Screaming”MAD”上映」です。「Scream」とは”叫ぶ”という意味。叫んだり踊ったり飛び跳ねたり、何でもありの上映会だといいます。映画「マッドマックス」は35年前に初めて公開されたアクション映画で、今回の作品でシリーズ4作目。核戦争後の荒れ果てた地球が舞台で、全身白塗りのウォーボーイズや、彼らを率いる独裁者、イモータン・ジョーなど特徴的なキャラクターが登場します。

劇場では、開場の3時間前からお客さんが集まり、化粧や特殊メイクで劇中の人物に変身していました。劇場が依頼して、映画の特殊メイクを手掛ける会社に協力してもらったのです。

いっぱい叫んで踊って”ライブ感”たっぷりの上映

今回のイベント「マッドマックス Screaming”MAD”上映」のチケット300枚は、販売開始からわずか4分で完売したという人気だったといいます。映画上映中は、叫び声や掛け声などに加えてクラッカーや紙ふぶきも舞います。それぞれのキャラクターに扮した参加者もここぞとばかりに会場を盛り上げ、普通の映画館にはないとっても楽しそうな雰囲気でした。

楽しんだ後はみんなで掃除。紙ふぶきで汚れたフロアを綺麗にします。これも他の映画館ではあまり観られない光景ですね。

塚口サンサン劇場ではこれまでに、インド映画を踊りながら観る上映会などを開催してきました。上映会だけでそれほど利益が出るわけではないと言いますが、シネコンにはない独自の企画でサンサン劇場のファンを増やす狙いです。「フットワークが軽いのが強みなので、アイデアを出して映画ファンの裾野を広げたいと思っている」とサンサン劇場は語ります。

大型シネコンの登場によって苦戦を強いられている普通の映画館。こういった工夫でシネコンには味わえない楽しみを生み出すことで、根強い人気を獲得しているのですね。(ライター:ツカダ)

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