福島の老舗ラーメン店、歴史は100年、メニューは「中華そば」のみ

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(Jタウンネットより)

画像はイメージです
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[OH!バンデス – ミヤギテレビ] 2015年7月16日放送の「WAZA-MEN」のコーナーで、宮城からわざわざ行ってでも食べたい福島のラーメンを紹介していました。

のどかな町で愛され続けて100年以上の、超ロングセラー

仙台から車でおよそ2時間、福島県小野町にある明治40年創業の「仙台屋食堂」は、福島のラーメン通の間ではよく知られたレジェンド的な存在の老舗です。

リアカーにて創業した初代店主が宮城県塩釜市出身で「仙台屋」という屋号になり、現在5代目のご主人によって引き継がれています。開店30分前にはすでに多くの客が店前で待っています。愛されていますね。

メニューは「中華そば」のみ。普通盛か大盛を選ぶだけです。

チャーシュー2枚にメンマ、なると、ネギが乗っただけの、本当にシンプルな中華そばが、丼のふちギリギリまで盛られた状態でやってきます。普通盛でも300gと、たじろいでしまうほどの麺の量ですが、客の半数は450gの大盛を注文するという人気ぶりです。かなりの食べ応えに皆、大満足して帰っていきます。

素朴なシンプルさがクセになると評判の中華そばは、自家製の中太ストレート麺をふんだんに使い、醤油ベースのスープに多めの野菜を使うことで甘みを出し、かつ後味すっきりに仕上げられています。チャーシューは煮る前に「門外不出」のひと手間を加え、代々受け継がれる醤油ダレで煮込んでいるとのこと、気になります。

このボリュームで中華そば600円、大盛は700円(税込)という安さも、大変良心的です。心もお腹もいっぱいになりますね。

明治から伝わる「味」と「教え」を引き継いだ店主の謙虚さと優しさが、シンプルな中華そばからストレートに伝わってきます。突き抜けた新しさを求める路線のラーメン店が多い中、昔ながらのお店は大変貴重な存在となりました。愛されながら年輪を重ね、末長く暖簾を守り続けて欲しいですね。(ライター:M.)

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