ホッケはもう「庶民の味」じゃない!? 不漁で値上がり、食卓からも姿消し…

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(Jタウンネットより)

[どさんこワイド – 札幌テレビ]2015年7月8日放送の道内ニュースでは、庶民の味が今ピンチだという話題が取り上げられました。

厚い身にのった脂が食欲をそそる北海道の大衆魚『ホッケ』。

ホッケの開き(t-mizoさん撮影、Flickrより)

Arabesque greenling (Matsudo, Chiba, Japan)

札幌市中央区の場外市場にある定食屋では、お昼時ともなれば観光客やサラリーマンの多くが「ホッケ定食」を注文します。値段は750円。2014年、消費税増税分を値上げしましたが、創業以来700円台を維持してきました。しかし、それも限界に近いといいます。

お店の人に話をうかがうと「仕入れ額は昔の1.8倍。5年くらい前から上がってきている」というのです。

道内では、数年前からホッケの不漁が続いていて、価格も年々上昇しています。手ごろな価格が魅力だったホッケ。

店側は「もっとホッケがとれて、価格が下がればいいと切実に思っている」と言い。客も「高くなったら豪快な食べ方ができなくなる。半身くらいになるかも」と苦笑い。

庶民の味ホッケの価格上昇に、客のことを考えると値上げは難しいと頭を悩ませるお店。そして消費者も困惑気味です。

ホッケ不漁長期化で高嶺の花に

南樽市場内の鮮魚店では、生ホッケの他に開きも販売していて、去年の同じ時期は1枚700円ほどだったものが、今は1000円を超えています。

お客さんも「昔ほど簡単には買えない。もうちょっと安かった」とため息交じり。

鮮魚店の方によると「羅臼のホッケがあまりとれなくて値段が高くなっている。去年あたりからこういう状況が続いていて、今年の初めは羅臼産がなかった」ということです。

国の水産研究所によると、ホッケの不漁は海水温の上昇などの影響で、今後も続くと見られていて、庶民の味が高嶺の花となりつつあります。

確かに最近高いです。本州の方でも出張や旅行に来たときはホッケを食べることを楽しみにしているという方も少なくないと思いますし、骨がとりやすく、子どもでも食べやすいので、食卓にあがる頻度も割と多いほうだというご家庭も多いのではと思いますが……。そんなに高くなられちゃ買えませんよね。実際、我が家では食卓にあがる回数が激減しました……。(ライター:北海道saki)

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