(Jタウンネットより)
[どさんこワイド – 札幌テレビ]2015年5月22日放送の道内ニュースでは、この時期毎年恒例のニュースとなっている『夕張メロンの初セリ』の様子が伝えられました。
5月22日、朝、『夕張メロンの初セリ』が行なわれました。北海道にとっては初夏の風物詩『夕張メロンの初セリ』。過去5年のデータを見ても
2010年 2玉150万円
2011年 2玉100万円
2012年 2玉100万円
2013年 2玉160万円
2014年 2玉250万円(過去最高タイ)
毎年高値が付くことが有名です。さあ、では今年はこの250万円を上回ることができたのでしょうか?
午前6時の札幌中央卸売市場。前日収穫されたばかりだという「夕張メロン」42玉がズラリと並んでいます。
会場はたくさんの報道陣と業者の方でごったがえし、朝から熱気ムンムンです。そしてそこには、メロン色のネクタイを締めた夕張市長も駆けつけていました。
夕張メロンの初収穫が行なわれたのは5月21日。今年は春先の気温が高かったため、果肉は香りもよく、甘みも強めにできたということです。初セリ前、市場ではたくさんの卸売業者が初物を試食。品定めをしていました。
さあ、いくらだ
チリリリリリリ〜ン。大きく鐘が鳴らされました。皆さんの視線が「夕張メロン」に注がれ、いよいよセリが始まります。
競り落とされた金額は『150万円』。去年の金額は超えませんでした。
次に気になるのは競り落とした業者ですが、このメロンを手に入れたのは、新潟県のスーパーマーケットのバイヤー。なんと夕張メロンの初セリには初めての参加だったそうです。
話をうかがうと「数が少ないから頭で300万くらいをみていた」といいます。また「これを機に北海道の果物が新潟の方でもっと評価されればよい」という何とも温かいお言葉もいただきました。
関係者の話では、初セリの「夕張メロン」が道外に渡るのは、かなり珍しいことだそうです。
このメロンはバイヤーさんと一緒に飛行機に乗り、手荷物として新潟に持ち帰るということでした。
そして競り落とした新潟のスーパーマーケットで5月23日以降、ガラスケースに大切に入れられて展示される予定だということです。
今年は割と標準的な値段で競り落とされましたね。何を隠そう筆者には夕張メロンをもってきてくれる友人がいるので、毎年食べることができます。先日は間引きした「メロンの子」をたくさんもらったので、漬物やサラダなどにしていただきました。子どもたちのお気に入りは、「メロンの子のツナサラダ」。好みの大きさに切ったメロンの子とツナを和え、塩コショウ、砂糖、マヨネーズで味を整えるだけの超簡単な一品です。ここにコーンやカニかまを加えると彩りもよくなりますしオススメですよ。(ライター:北海道saki)