(Jタウンネットより)
[どさんこワイド – 札幌テレビ]2015年5月20日放送の道内ニュースでは、お祭りを開催するにあたって困った問題があると伝えられました。
5月20日より始まった「さっぽろライラックまつり」。苗木プレゼントには大勢の人が並び、札幌に初夏を告げるイベントがにぎやかにスタートしました。
ところが……。
ライラックまつりが始まった大通公園のライラックの木を見上げると。花はほとんど枯れています。茶色くなってしまったライラックの花びら。
前の週までは、白や紫のたくさんの美しい花をつけていました。しかし、この日には、地面にハラハラと落ちた花びらが……。残るライラックもまばらで、すでにピークは過ぎた印象です。
今年、札幌では4月に開花。これは観測史上初めてのことです。
道内では3月の気温が平年よりプラス2.9℃。4月もプラス1.4℃と高めの気温が続き、各地で花の開花が大幅に早くなっています。
『花より団子』に企画変更!
釧路町の公園にある桜並木。そこでも5月20日から祭りが始まったということですが、桜はほとんど散ってしまっています。祭りの実行委員の方も「桜のない中でのぼりを立てるのはせつない」と困惑気味です。
日本一遅い桜まつりが開催される釧路町では、今年は去年より1週間ほど早く桜が開花してしまい、少し寂しい花見となりました。
一方、黄色い菜の花のじゅうたんが見事な滝川市でも急きょ方向転換。5月30・31日に開催予定の「たきかわ菜の花まつり」の名前を『たきかわ菜の花グルメまつり&ジンギスDON!フェスタ』に改めました。花より団子とばかりに食のイベントに変更したのです。
例年より早い花の開花でまつりではいつもと違う風景が広がり、関係者からはため息が聞こえています。
本当に今年は花たちがいつもより早く咲き、散っていきました。いつもならゴールデンウイークには函館くらいまでしか咲いていない桜が、札幌でも前半に見ごろを迎え、後半には散っていましたから……。今、仕事の合間にとある場所のディスプレイを担当している筆者も季節の移り変わりが早すぎて焦っているところです。相手は自然なので文句も言えず……。早くアジサイ作らなきゃ!(ライター:北海道saki)